愛知・岐阜・三重の老人ホーム・介護施設紹介センターなら介護の窓口ケアまど「ケアまどニュース」ページ

NEWS

2026/09/28
コラム

負担限度額認定証とは?高齢者施設で利用できるケースや申請条件を解説

負担限度額認定証とは?高齢者施設で利用できるケースや申請条件を解説

高齢者施設への入居を検討するとき、気になるのが毎月の費用です。「負担限度額認定証」を利用すると、一定の条件を満たす方は施設での食費や居住費の負担を軽減できる場合があります。今回は、負担限度額認定証の仕組みや対象となる高齢者施設、申請時のポイントについてご紹介します。

負担限度額認定証とは?

高齢者施設を利用すると、介護サービス費のほかに食費や居住費などが必要です。介護サービス費は所得に応じて原則1~3割の自己負担となりますが、施設での食費や居住費は原則として全額自己負担となります。

そこで、所得や資産が一定の基準を下回る方の負担を軽減するために設けられているのが「介護保険負担限度額認定制度」です。

制度の対象として認定された方には「介護保険負担限度額認定証」が交付されます。対象となる介護保険施設などで認定証を提示することで、所得などに応じた食費・居住費の負担限度額が適用されます。

負担限度額認定制度では、本人の年金収入などによって第1段階、第2段階、第3段階(1)、第3段階(2)などに区分され、どの段階に該当するかによって1日あたりに負担する食費や居住費の上限が異なります。なお、制度による軽減の対象とならない方は第4段階となります。ただし第4段階に該当する場合でも、一定の要件を満たすことで特例的に負担が軽減されることがあります。

高齢者施設は長期間利用することも多いため、1日あたりの差は小さく見えても、月単位・年単位では大きな違いになる可能性があります。施設への入居を考える際は、自分が制度の対象になるか確認しておくとよいでしょう。

負担限度額認定証を利用できる高齢者施設は?

注意しておきたいのが、負担限度額認定証はすべての高齢者施設で利用できるわけではないという点です。

主な対象は、特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、介護医療院、地域密着型介護老人福祉施設などの介護保険施設です。また、短期入所生活介護や短期入所療養介護といったショートステイも対象となります。

一方で、一般的な有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどは、原則として負担限度額認定制度の対象ではありません。

負担限度額認定証による負担軽減は対象となる施設に限られるため、施設選びの際には、制度の対象となるか事前に確認しておきましょう。

また、施設の種類によって、利用できる介護保険制度や料金の仕組みは異なります。費用面を重視して高齢者施設を探す場合は、月額利用料だけを見るのではなく、介護サービス費や食費、居住費、医療費、日用品費などを含めた毎月の総額を把握しておくことがポイントです。利用できる公的制度も確認しながら、費用面で無理のない施設を選ぶことが大切です。

負担限度額認定証の申請条件と手続き

負担限度額認定証は、介護保険施設へ入居すれば自動的に交付されるというものではありません。利用するには所得や預貯金などの要件を満たしたうえで、申請する必要があります。

基本的な所得要件は、本人を含む世帯全員が住民税非課税であることです。また、世帯分離をしている配偶者についても住民税非課税であることが求められます。

さらに、預貯金や有価証券などの資産についても一定の基準が設けられています。基準額は本人の年金収入などによって異なるため、「住民税非課税なら必ず利用できる」というわけではありません。

申請は、介護保険課や高齢福祉課など介護保険を担当する、お住まいの市区町村の窓口などで行います。申請時には申請書のほか、本人や配偶者の預貯金額などを確認できる書類の提出を求められることがあります。必要書類や手続きの詳細については、お住まいの市区町村へ事前に確認しておくと安心です。

また、介護保険制度の内容や負担額は改定されることがあります。過去に制度について調べたことがある方も、高齢者施設への入居を検討するタイミングで最新の条件を確認しましょう。

まとめ

負担限度額認定証は、一定の所得・資産要件を満たす方の食費や居住費の負担を軽減する制度です。ただし、すべての高齢者施設で利用できるわけではありません。施設探しでは制度の対象になるかを確認するとともに、利用できる制度を含めた毎月の費用総額を比較することが大切です。