愛知県名古屋市の老人ホーム・介護施設紹介センターなら介護の窓口ケアまど「ケアまどニュース」ページ

NEWS

2026/05/27
コラム

老人ホーム入居後の外出・外食で気をつけたいこと

老人ホーム入居後の外出・外食で気をつけたいこと

老人ホームへ入居した後も、家族や友人との外食買い物外泊などを楽しむ方は多くいます。一方で、いつもと異なる環境下で高齢者が過ごす場合薬の飲み忘れ体調不良誤嚥ケガなどのリスクに注意する必要があります。本記事では、老人ホーム入居後の外出・外食時に知っておきたい注意点をわかりやすく解説します。

老人ホームで外出時に届け出が必要な理由

老人ホーム入居後は、入居者お一人、もしくは家族等の付き添いがあれば外出可能な施設がほとんどです。しかし、多くの施設では「外出届」や「外泊届」の提出が必要です。

この『届出のルール」は、入居者の安全確認や健康管理のために重要な役割があります。

例えば、

  • 何時から何時まで外出する予定か
  • 誰と外出するのか
  • どこへ行くのか
  • 外出先で食事を食べるかどうか

などを施設側が把握しておくことで、万が一の体調不良不測の事態が起きた際にも対応しやすくなります。

特に高齢者は、外出先で思わぬケガをしたり、急な体調変化が起きたりすることもあります。また、外出先での過ごし方や食べるものによっては、施設に戻ってきてから消化不良や体調不良を起こしてしまうことも珍しくありません。

さらに、施設では食事の回数や服薬の管理も行っているため、「昼食を止める必要があるか」「薬の準備が必要か」などの確認も必要になります。

家族としては、「少し出かけるだけだから」と思う場面でも、施設へ事前に相談しておくことで、施設と本人の双方にとって安心して外出しやすくなります。

外食時に注意したい「嚥下・食事・内服」

① 嚥下(えんげ)機能に注意

高齢者は加齢によって飲み込む力(嚥下機能)が低下しやすくなります。

施設では普段、通常食でも高齢者が食べやすい固さやメニューの食事を提供していることに加え、一人ひとりのかむ力や嚥下状態に合わせた、「一口大での提供」、「きざみ食」、「やわらか食」などの食事が提供されていることが多いです。しかし外食では、普段より硬いものや食べ慣れないものを口にする機会も増えるため、誤嚥やのど詰まりに注意が必要です。

特に、お餅肉類などの嚙み切りにくいものパン焼き菓子などの水分が少ない食べ物は注意が必要です。

事前に施設に嚥下状態や注意点を確認するのはもちろんのこと、外食先を選ぶ際は、食べやすいメニューがあるかを確認しておくと安心です。

② 内服薬の飲み忘れ

外出時は普段と生活リズムが変わるため、薬の飲み忘れが起こりやすくなります。

食前・食後に決まっている薬や、糖尿病・血圧に関する薬は、飲み忘れによって体調へ影響が出ることがあるため特に注意が必要です。

施設によっては、外出時用に薬を準備してくれる場合もあるため、事前に相談しておくと安心です。

また、外食では塩分や糖分が多くなりやすいため、持病がある方は食事内容にも注意が必要です。

排泄・体調変化など外出時のリスク管理

「いつもと違う」が負担になることも

外食や外出は気分転換になる一方で、高齢者にとっては身体的な負担になることもあります。

長時間の移動や人混み、気温変化などが重なることで、帰宅後に疲れが出るケースも少なくありません。

以前は問題なかったことでも、年齢や体調によって状況は変化します。無理をせず、短時間から外出を楽しむことも大切です。

高齢者の外出での「トイレの問題」

頻尿や排泄介助が必要な方の場合、外出先でトイレに行くまでに時間がかかってしまったことで、本人も付き添い者も大変な思いをするケースがあります。

そのため、行き場所が決まったら事前にトイレの位置を確認しておくと安心です。

また、排泄のことを気にするあまり外出中に水分を控えてしまったことで、脱水気味になるケースもあります。

特に暑い時期は熱中症リスクも高まるため、少しずつこまめに水分補給することを心がけましょう。

さらに、高齢者は寒暖差の影響を受けやすく、外出後に体調を崩すこともあります。

食後のふらつきや立ちくらみが起きる場合もあるため、移動や外食のスケジュールには余裕を持たせることが大切です。

家族が一緒に外出する際は、「楽しむこと」と同時に、「安全に戻れること」を意識することで、より安心した時間を過ごしやすくなります。

まとめ

老人ホーム入居後も、外出や外食は生活の楽しみの一つです。しかし、高齢者は嚥下機能の低下や服薬管理、排泄・体調変化などに注意が必要です。施設への届け出や事前相談を行い、無理のない計画を立てることで、安心して楽しい時間を過ごしやすくなります。