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老人ホームや介護施設でアセスメントシートを作成する際の時期と見直し方
老人ホームや介護施設などでは、アセスメントシートを基に入居者のケアプランが作成されます。入居者を適切に理解するために作成するアセスメントシートは、どのような場面で作成されるのでしょうか。
ここでは、アセスメントシートの作成と活用される場面、アセスメントシートの作成や見直しの際に気を付ける点について説明します。
1.老人ホームや介護施設のアセスメントシートは面談時に活用する
2.面談時のアセスメントシート作成は客観的な内容を記載する
3.アセスメントシートの見直しが必要になるケースとは?
4.今回のまとめ
老人ホームや介護施設のアセスメントシートは面談時に活用する
老人ホームや介護施設で入居者のケアプランを作成する際に、アセスメントシートが欠かせません。アセスメントシートは、入居時やケアプラン見直しなどで入居者本人や家族との面談が行われる際にその都度作成され、アセスメントシートへ記入するのは主にケアマネジャーです。
アセスメントシートには老人ホームや介護施設の入居者について把握しておくべき項目が網羅されており、適切な介護を提供するために必要な事項を漏れなく効率的に聞き取れます。特に入居時の面談では、老人ホームや介護施設の運営や介護保険制度の概要も伝えなければならないため、時間がかかりがちです。アセスメントシートを活用すると面談時間を短縮でき、入居者や家族の負担を軽減できます。
面談時のアセスメントシート作成は客観的な内容を記載する
入居者や家族と面談する際には、可能な限り確実な情報を確認しながらアセスメントシートに記入していきます。この際に主語や時期を明確にしないと、後から家族の希望なのか本人の希望なのか不明確になり、時系列を間違う可能性があるため注意が必要です。不明確な情報を記載しないように、時には診断書、お薬手帳、診察券などをチェックすることもあります。
また、アセスメントシートは、入居後にスタッフが最適な介護を提供するために閲覧される資料です。そのため、ケアマネジャー以外の誰が見ても正確に内容を理解できるように、略さず正式名称を用いること、推測を交えずに確認できた客観的な事実のみを記入していくことを心がける必要があります。
アセスメントシートの見直しが必要になるケースとは?
アセスメントシートには、大きく分けてフェイスシートと呼ばれる基本情報と、課題分析(アセスメント)に関する項目があります。
「基本情報」には家族の基本情報も記載するため、緊急時の対応にも影響します。キーパーソンとなる親族や、入居者の要介護度、主治医や病名などの変更点は速やかに反映させておくことが大切です。
「課題分析」に関する項目も、日常生活動作(ADL)や認知症の症状など入居者の変化に応じて随時更新していくことが求められます。
基本情報と課題分析に関する項目のいずれも、ケアプランの見直しの際には特に大きな変化がなくても再確認することが大切です。ケアマネジャーだけでなく、看護師やリハビリスタッフと連携して、適宜、アセスメントシートを見直していくことで、より適切なケアプランを作成できます。
今回のまとめ
老人ホームや介護施設に入居する際に、必要な情報を漏れなくチェックできるアセスメントシートが活用されます。アセスメントシートに正確で客観的な情報を記入することで、より適切で入居者や家族の希望に添った介護が提供できるでしょう。入居後もアセスメントシートを随時見直し、ケアプランに反映していくためには、ケアマネジャー以外の職種との連携が大切です。
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