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2022/10/11
コラム

老人ホームや介護施設の体験入居で理解しておきたいチェックポイント

老人ホームや介護施設の体験入居で理解しておきたいチェックポイント

老人ホームや介護施設に入居する前に、入居体験をすることで本当に自分にマッチしているのかどうか判断しやすくなります。体験入居は一回きりのため、事前に押さえておくと良いポイントがあるのです。
ここでは、そもそも体験入居は本当に必要か、そして体験入居の際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。

老人ホームや介護施設を選ぶ際になぜ体験入居が重要になるのか?その理由やメリットについて

老人ホームや介護施設において、全ての施設で「体験入居」ができるわけではないため、事前に確認が必要です。しかし、検討している施設に体験入居がある場合、ぜひ体験入居することをおすすめします。その理由は以下の3つです。

■見学だけでは分からない細かい部分まで見えてくる

見学だけでは施設の昼の様子しか見られません。体験入居することで朝や夜の施設の事情やトイレ、お風呂といった普段使いする場所の使いやすさも分かるので、実際の生活のイメージがより具体的になるでしょう。

■人間関係が分かる

体験入居すると入居者と触れ合うことになりますし、他の入居者同士の関係性も見えてきます。老人ホームや介護施設は、ある意味閉ざされた空間でもあるので、入居者同士の人間関係をあらかじめ知っておくことは重要です。

■多くの情報を肌で感じられる

見学だけではわからないような、においなどを五感で感じられます。また、入居予定の部屋に体験入居が可能な場合は、隣室からの物音がどれくらいかなど、あらかじめ確認することも可能です。

体験期間は?費用や持ち物はどうなる?体験入居の基本的なチェックポイント

ここでは、体験入居する方が知っておきたいポイントをご紹介します。

■期間

体験入居は期間が決まっています。施設によって異なり、数日のところもありますが、2週間~1ヶ月程度が多いでしょう。
ただし、入居者の希望により1泊から泊数を選択できる場合もあります。体験中に入居を決定した、あるいは体験を辞めたいという場合には、途中キャンセルも可能です。

■費用

体験費用は、入居時の家賃と比例しているところがほとんどです。1泊あたり4,000円~1万5,000円と、入居した場合の月額費用によって異なります。

■持ち物

体験入居で必要な持ち物は、着替え入浴用品、歯ブラシなどの衛生用品消耗品です。新たに購入して揃える必要はありません。普段使っているものでOKです。他にも毎日服用している薬や医療機器も忘れずに準備する必要があります。

短い体験期間で必ずおさえておきたいスタッフの対応について

体験入居でチェックしたいところをご紹介しましたが、中でも最も大切なチェックポイントはスタッフの対応です。

■スタッフの態度

スタッフが笑顔で入居者と接しているか、元気よく挨拶しているかどうかをよく確認してください。スタッフの表情や言動は、入居者の心身へ大きく影響してきます。自分にだけでなく、他の利用者への対応も見ておきましょう。

■スタッフの質

見ておきたいポイントは2つあります。
①介護者としての質

介護技術やスキルに関しては、しっかり見ておくべきポイントと言えます。生活上での日常介助の他に、「体調が悪くなる」、「認知症の方が不隠になる」など、いつもと違う事態が起きた時の対応も重要です。

②人としての質

入居者同士が円滑に人間関係を築けるような配慮はあるのか、レクリエーションなどに一緒に参加して楽しんでくれているのかなども見ておく必要があります。入居者同士のコミュニケーションや言動にも注意が向いているか上手く介入できているか、といった点も大切です。

■スタッフの人数

人手に余裕があるかどうかは、上述したスタッフの質や入居者への態度にも影響します朝や夜など人手が薄くなりがちな時間帯には特に顕著にケア体制の様子が見えやすいので、しっかりと見ておいてください。

今回のまとめ

体験入居は介護施設や老人ホームに入居するのであれば一度は行っておいたほうが安心です。実際に生活をすることで、自分に合っているかどうかがより分かるようになるでしょう。
ただ体験入居をするのではなく、チェックポイントを意識しておくだけで、有意義な体験入居につながる可能性も高まります。ここでご紹介したことを覚え、ぜひ体験入居時にチェックしてみて下さい。