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2022/07/08
コラム

介護度と入居目的から考える老人ホームや介護施設の選び方と重視されるポイント

介護度と入居目的から考える老人ホームや介護施設の選び方と重視されるポイント

老人ホームや介護施設を初めて利用する場合、「どの施設を選択すべきか」「どういう基準で選んだほうがいいのか」と悩むご家庭も多いのではないでしょうか。
また、ご家庭によって経済状況や被介護者の心身の状態などで抱えている問題や思惑も異なるはずです。この記事では、老人ホーム・介護施設を適切に選ぶためのポイントと注意点を解説します。

介護度を考慮して老人ホームや介護施設の入居条件と平均入居年数を確認する

老人ホームを選ぶ場合、最初に入居条件を確認しておくことが重要です。具体的には、要介護のレベル入居時の年齢医療ケアの必要性身元引受人の有無などが挙げられます。
入居条件は、有料老人ホーム・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設など各施設によって異なるのが特徴です。条件に当てはまらない場合は、入居できないので注意してください。
平均入居年数を事前にチェックしておくことも、大切なポイントとなります。平均入居年数もそれぞれの施設によって異なりますが、【介護付き有料老人ホーム】の場合は一般的な入居平均年数は3~4年ほどです。
希望する施設の平均入居年数を確認しておくことで、入居に必要な資金の見通しを立てやすくなり、経済的に支払いが困難になって退去せざるを得ない状況になるのを避けることができます。

予算を重視して入居一時金などの初期費用と月額利用料から候補となる施設を絞る

予算を最優先する場合は、負担費用の程度で候補となる施設を絞ることが推奨されます。老人ホームや介護施設は、各施設によって初期費用月額費用が異なるからです。また、一時的な入居なのか、看取りまでお願いするのかで入居年数と費用が変わってきます。
負担費用は入居期間が短い場合は数百万円、長くなると数千万円にも及ぶため、候補となる施設の費用設定被介護者の身体的状況などを踏まえて予算計画を立てることが大切です。
さらに、負担費用は施設が公的か民間かでも違いがあります。【特別養護老人ホーム】【介護老人保健施設】などの【公的施設】は、初期費用が不要なだけでなく、民間施設よりも月額料金が低めに設定されているので、予算面で不安なご家庭でも比較的安心して利用することが可能です。
一方、【民間施設】の場合は初期費用が数十万~数百万かかるケースもあり、月額費用は公的施設より高めなので、事前に設定金額をチェックしておきましょう。

介護職員や看護師などの受け入れ体制と設備の充実度に着目する場合の選び方

施設選びでは、被介護者の身体状況に合わせて、適切な介護や医療ケアを受けられるかどうかを吟味する必要があります。まずは、その施設がどのような介護体制リハビリ体制医療体制を取っているか、設備の充実度はどの程度かという点を確認してください。
受け入れ体制をチェックする際は単に介護・リハビリの面だけでなく、緊急時の対応看取り体制健康診断の頻度など細かな部分の確認が大切です。
施設選びでは、「スタッフの人数と質」を確認しておくこともポイントとなります。勤務するスタッフの人員体制が手厚い施設や、スタッフの質(スキルや人間性)が良い施設であれば、それだけしっかりとサービスを受けることが可能です。施設を見学する際は、働いているスタッフの対応入居者への接し方を確認しておくと良いでしょう。
スタッフの質が良く、施設内がアットホームで温かい雰囲気に包まれていれば、入居者もそれだけ楽しく、安心して暮らすことができます。

今回のまとめ

老人ホームや介護施設は、各施設によって介護体制・医療体制・サービスが異なります。入居後、ご家族によっては「施設で実施されていないサービスを受けたい」という場合もあるかもしれません。例えば、歩行困難や寝たきりの状態になった場合の定期的な医療マッサージやストレッチ・筋力トレーニングなどです。
訪問医療マッサージなどの出張サービスに依頼することで、施設にいながら施設で実施されていないサービスを受けることも可能です。訪問医療マッサージ・訪問鍼灸などを受けさせたい場合は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。