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2026/11/01
コラム

11月は「ねんきん月間」|何をする月?高齢期の暮らしを考えるきっかけに

11月は「ねんきん月間」|何をする月?高齢期の暮らしを考えるきっかけに

毎年11月は「ねんきん月間」です。「名前は聞いたことがあるけれど、何をする月なの?」という方もいるのではないでしょうか。今回は、ねんきん月間の目的や取り組み、この機会に確認しておきたい年金情報についてご紹介します。

11月の「ねんきん月間」ってなに?

日本年金機構では、厚生労働省と協力して、毎年11月を「ねんきん月間」と位置づけています。

ねんきん月間の目的は、公的年金制度をより身近に感じてもらい、制度への理解を深めてもらうことです。期間中は、全国各地で年金事務所の職員などによる出張年金相談や年金セミナーなどが行われています。2025年度には、市区町村の役所や大学、商業施設などでも実施されました。

また、11月30日は「年金の日」です。「11(いい)月30(みらい)日」という語呂合わせにちなんだもので、2014年から設けられています。

「年金の日」は、「ねんきんネット」などを利用して自分自身の年金記録や将来受け取る年金の見込額を確認し、高齢期の生活設計について考えてもらうことを目的としています。

年金は高齢期の暮らしを支える大切な収入の一つです。ねんきん月間は、普段はなかなか確認する機会のない自分の年金について、改めて目を向けるきっかけとする期間なのです。

「ねんきん月間」には何をすればいい?

「ねんきん月間だから、何か特別な手続きをしなければならない」というわけではありません。

この機会にまず確認しておきたいのが、自分の年金記録や年金額です。

確認方法の一つが「ねんきん定期便」です。ねんきん定期便は、日本年金機構から毎年誕生月に送られ、年金の加入期間やこれまでの加入実績に応じた年金額などを確認できます。

もう一つが、日本年金機構の「ねんきんネット」です。インターネットを通じて自分の年金情報を確認できるサービスで、年金記録の確認だけでなく、条件を設定して将来の年金見込額を試算することもできます。

また、厚生労働省の「公的年金シミュレーター」では、スマートフォンやパソコンから将来受け取る年金額を簡易的に試算できます。利用登録やID・パスワードの設定は必要ありません。より詳細な試算をしたい場合には「ねんきんネット」が案内されています。

「今、いくら受け取っているか」だけでなく、自分の年金に関する情報を一度整理してみることも、ねんきん月間の過ごし方の一つです。

高齢者世代だけでなく、現役世代の方も、今後いくら受け取れるのかを確認するひとつのきっかけにしてみるとよいでしょう。

年金をきっかけに高齢期の暮らしも考えてみよう

年金の確認は、それだけで終わらせるのではなく、これからの生活について考えるきっかけにもなります。

老後に必要となるお金は、一律に「いくら」と決められるものではありません。住居費や食費、医療・介護にかかる費用、趣味や外出など、どのような暮らしを希望するかによって必要な金額は変わります。

そのため、年金額を確認したら、「毎月の生活費はどのくらいかかっているか」「今後どのような暮らしをしたいか」なども一緒に考えてみるとよいでしょう。

高齢期には、身体状況の変化によって介護サービスの利用や住み替えなどが必要になる可能性もあります。将来のすべてを予測することはできませんが、現在の収入や支出、年金の状況を把握しておけば、これからの暮らしについて考えるための材料になります。

「年金のことは難しそう」と後回しにせず、まずはねんきん定期便を確認してみるなど、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

11月の「ねんきん月間」は、公的年金について理解を深めるための期間です。年金記録や受給額を確認することは、これからの暮らしを考える第一歩にもなります。この機会に「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を確認し、高齢期の生活について考えてみてはいかがでしょうか。