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感染症予防に『免疫力アップ』!新型コロナにも負けない身体づくり
現在一番話題になっている病気と言えば、誰もが『新型コロナウィルス』を挙げます。実際に、すべての人に恐ろしさを感じさせるものですし、世界での流行状況を見ると、いつ日本でも感染がさらに広がるか分からない状況です。
しかし、新型コロナウィルス以外にも気を付けなければならない病気、特に感染症はたくさんあります。
基本的に、予防するための方法は似ているので、新型コロナウィルス対策をしっかりしていれば安心というところはありますが、それでもしっかりとした知識を身に着け、正しい対策を採ることは大事です。
【目次】
①新型コロナウィルスだけじゃない。この時期流行する感染症
② マスクが無い!そんな時も慌てずに。まずは「感染症に負けない身体づくり」を!
③「免疫力アップ」に効果的な食材
1.新型コロナウィルスだけじゃない!この時期流行する感染症
私たちがかかる病気の多くは、細菌やウイルスなどによる感染症で、外からの侵入によってかかる病気は、季節によって流行の程度が違います。
特にこの時期に起こりやすいものを紹介していきます。
RSウイルス感染症
名前の通り「RSウイルス」に感染することによって起こる。
初期症状として鼻づまりや鼻水が出た後、咳が出ることが多い。
健康な大人の場合、免疫ができていることが多く、重症化のリスクはあまり高くないため、初期症状だけで済むことも多いです。
しかし、免疫のない乳幼児の場合は注意が必要です。
乳幼児の場合は症状が進行することがあり、なかでも咳症状の悪化により、38度以上の発熱、肺炎や気管支炎をもたらすケースが見られ、更に重症化すると呼吸困難に至ることもあります。
更に、免疫力が弱っている高齢者も重症化リスクがあります。
大人には強い症状が出ないケースも多く、気づかずにRSウイルスをうつしてしまうこともあります。また、症状がひどくないから大丈夫という安易な思い込みで、老人ホームなどの介護施設を訪問するのは危険です。
自分は大丈夫でも、同じウイルスで高齢者や乳幼児に重症化にリスクを発生させてしまう可能性があることを心にとめておきましょう。
この RSウイルス感染症 は、飛沫感染と接触感染によって起こります。
ウイルスを持っている人のくしゃみや咳によって、ウイルスを拡散させてしまう危険があります。また、ドアノブやトイレ、洗面所など、感染者が触れた物を介して、他の人が感染することもあります。
もう一つ、この時期に流行する感染症があります。
溶連菌感染症
名前の通り「溶連菌」という細菌が体内に侵入して起こる。
体内で強い毒素を出すことで強い症状を引き起こすことがある。
細菌のタイプによって症状は異なるが、特徴的な症状が多い。
【 溶連菌による症状の特徴 】
・扁桃腺が腫れて高熱が出る
・のどが赤く腫れて食べ物や唾をのみ込むの際に強い痛みを伴う
・舌に小さなブツブツができる
この感染症も、大人は感染歴があり免疫を持っていることが多いです。
そのため、仮に感染しても強い症状が出ず、気づかずに過ごしていることもあります。
溶連菌の場合にも、高齢者は重症化リスクがあり、最悪の場合死に至るケースもあるため、介護施設に行く際などは、しっかりと注意しないといけません。
また、子どもにも強い症状が出ることがしばしばあります。特に急性咽頭炎の症状が出やすく、のどの痛みや高熱が出ます。
溶連菌感染症は、飛沫感染が主な原因です。
感染者が咳やくしゃみをして、周りの人にうつってしまうのです。
そして、この溶連菌感染症の要注意点は、自然治癒は見込めないということです。
溶連菌感染症にかかっていることを検査などで確かめ、効果のある抗生物質を投与することで治療を行います。内服により数日で症状が和らぐので、病院を受診し適切な治療を受ければ安心です。
2. マスクが無い!そんな時も慌てずに。まずは「感染症に負けない身体づくり」を!
新型コロナウィルスにしても、上記のようなRSウイルス感染症、溶連菌感染症にしても、飛沫感染が主な経路となります。予防にはマスク着用が大きな効果を生みます。
しかし、名古屋市だけでなく愛知県全体でもマスク不足が深刻化しています。
そこで、マスクがないとしても健康な体づくりをすることによって、免疫力を高め細菌やウイルスと戦うことができます。
【マスク】は細菌やウイルスが、物理的に体内に入らないようにするためのものです。一方で【免疫】は、体に侵入してきたウイルスなどを攻撃して発症または、重症化させないためのものです。
そのため、たとえウイルスが侵入してしまうようなことがあっても、免疫力を高めれば、感染症に負けない身体を持てるのです。また、感染しても比較的軽度で済む、回復が早くなるというメリットもあります。
3. 「免疫力アップ」に効果的な食材
免疫力を上げるためには、食生活を改善することが大きな役割を果たします。
その改善策の一つとして、腸内環境を整えることが挙げられます。
というのも、人間の免疫機構は腸内で作られ機能しているからです。腸内環境を改善するためには、腸内に住む善玉菌を増やすのが一番効果的です。
乳酸菌とビフィズス菌
・ヨーグルトなどの乳発酵食品
・納豆やみそなどの大豆由来の発酵食品
こうした発酵食品は腸内環境を整えるのに役立ちます。また、毎日の食事で気軽に取り入れやすいものが多いので、意識して食べるようにしましょう。
オリゴ糖
・玉ねぎやにんにく、大豆などの野菜
・オリゴ糖は乳酸菌のエサとなる
オリゴ糖をしっかりと摂取することで乳酸菌が活発になり、腸内環境を改善することができます。
食物繊維
・乳酸菌などの善玉菌のエサとなる
・野菜を中心にしっかりと食べることが大事
たんぱく質
・豆腐などの大豆製品には良質のたんぱく質が含まれる
・動物性のたんぱく質が得られる肉もよい
ビタミン類
・体の調節機能があるため、免疫細胞が効果的に働く
・色の濃い緑黄色野菜に含まれる
ポリフェノール
・飲み物ではワインやコーヒーに含まれる
・食べ物ではチョコレート
嗜好品なので量を多く摂るというわけにはいきませんが、毎日の食生活の中にちょっと付け加えることができるでしょう。
おわりに…
名古屋市を中心に愛知県でも、新型コロナウィルスの影響が強く出ていますので、感染を心配する人は多くいます。また、この時期は新型コロナウィルスだけでなく、RSウイルス感染症や溶連菌感染症などの感染症も流行する傾向にあります。
健康な大人であればそれほどひどい症状が出ないことも多いですが、子供や高齢者にはひどい症状をもたらすことがあります。老人ホームなどの介護施設に広まってしまうと大変ですので、免疫力を高めて強い体を作るようにしたいものです。
そのためには、毎日の食生活がとても大事ですので、今一度自分と家族の食生活を見直して、感染症に対抗できる体を作れるように改善しましょう。
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