愛知県名古屋市の老人ホーム・介護施設紹介センターなら介護の窓口ケアまど「ケアまどニュース」ページ

NEWS

2025/06/14
コラム

老人ホームの部屋のレイアウトはどうする?便利な家具家電やインテリアの選び方を解説

老人ホームの部屋のレイアウトはどうする?便利な家具家電やインテリアの選び方を解説

老人ホームの個室は、施設ごとに仕様や設備に違いがあるのが特徴です。家具や家電、インテリア選びにおいては、安全性や使い勝手を重視し、施設側と十分に相談することが求められます。本記事では、各施設の個室仕様から便利な家具家電、インテリア選び、レイアウトの工夫について解説します。

老人ホームの居室の仕様は施設ごとに異なる

個室の広さは、施設の種類により、最低面積(畳数)の基準が設けられています。本章では、老人ホームでの個室の仕様について解説します。

居室の広さ

各施設では、法定基準に基づく最低面積が定められています。

有料老人ホーム:居室の最低面積は13㎡(約8.5畳)以上。洗面台やトイレが備え付けられていることが多いが、共用の施設もある。

サービス付き高齢者向け住宅:サ高住の最低面積は、原則25㎡(約16畳)以上
ただし入居者が共有で使用するのに十分な広さのリビングやキッチン、浴室などが設けられている場合は、18㎡(約11.5畳)以上でもよい。

特別養護老人ホーム:ユニット型・従来型どちらの居室も最低面積は10.65㎡(約7畳)以上

介護老人保健施設(老健):最低面積はユニット型10.65㎡(約7畳)以上、 従来型8㎡(約5畳)以上

グループホーム7.43㎡(約5畳)以上

居室の形状

従来型個室やユニット型個室、準個室など、設計方法によりレイアウトや使い勝手が大きく異なります。

従来型個室完全な個室で、廊下の周りに居室が配置されている。。

ユニット型個室完全な個室で、リビングの周りに居室が配置されている。通常1ユニットに10人程度の入居者がいて、個人のプライバシーを保ちながらも交流しやすい環境が整っている。

準個室個室的多床室とも呼ばれ、大部屋に間仕切り家具やパーテーションなどを設置し、個室のような空間が確保さらえている。プライバシーはある程度保たれているが、完全な個室ではない

設備

室内には、バス・トイレが一体化している場合や専用の収納スペース、介護用ベッド、通信環境など、施設ごとに独自の設備が整えられています。一部の施設では、入居者が自分の好きな家具を持ち込めるため、より自宅に近い環境を作ることが可能です。

老人ホームにあると便利な家具と家電

老人ホームでは、日常生活を豊かにするため、各種家電や家具の配置が検討されています。

テレビ
共用スペースにテレビが設置されていることもありますが、個室にあることで、プライバシーを保ちながらリラックスした時間を過ごせます

冷蔵庫
個室内に備え付けられる小型冷蔵庫は、簡単な食材管理に役立ちます。ただ衛生面や管理状況等で、食料持ち込み不可なところもあるため、冷蔵庫を持ち込みたい旨を予め施設側へ相談しましょう。

加湿器
加湿器は乾燥対策や風邪などの感染症予防に効果的です。ただし水の入れ替え等の管理は基本的に自己管理になるため、導入に際しては施設側に相談しましょう。

タンスや収納ケース
老人ホームでは、収納スペースが限られていることが多いため、持ち込みができる収納ケースを用意することが望ましいです。

ベッド
快適な睡眠環境を提供するベッドは、介護作業を考慮した高さや角度調整が可能なものが選ばれます。

老人ホームで利用するインテリアの選び方

大きな家具などは、介助や移動の邪魔にならないよう配置する必要があります。

つかまったときの倒れにくさ
万一の際の転倒リスクを減らすため、安定性のあるデザインが求められます。

落ち着いた配色
温かみのある色調や落ち着いた色味は、入居者に安心感を与え、心地よい空間を演出します。

愛着のある家具
個人の趣味や慣れ親しんだ家具は、精神的な安心感を高めます

高齢者の使いやすさ
操作のしやすさや手すりの有無など、実際に使用する際の使い勝手を重視し、施設側と相談しながら選ぶことが大切です。

老人ホームで快適に生活するためのレイアウト方法

レイアウトは、安全性と利便性を両立させることが求められます。

ヘルパーコールやナースコールの位置に注意する
迅速な対応ができる場所に配置することで、緊急時の不安を減らします。

使いやすさを考えてベッドを配置する
ベッドは、介助や移動の動線を考慮しながら、個々の生活リズムに合わせて配置されます。

車椅子で動くスペースを確保する
十分な通路スペースを確保することで、介助作業や自立した移動をサポートします。

まとめ

老人ホームの部屋のレイアウトは、個室の仕様や家具・家電、インテリアの工夫次第で、入居者の快適さや安全性に大きく影響します。安全面に配慮した家具・家電の持ち込みやレイアウトを実現するには、各施設としっかり相談しながら進めることが大切です。

老人ホームのレイアウトや、家具・家電の持ち込みについて不安がある場合は、ケアマネジャーや介護の専門家と一緒に見学し、アドバイスを受けましょう。「ケアまど 老人ホーム紹介センター 有松相談所」では、専門スタッフがご希望に合わせた施設選びを丁寧にサポートしています。お気軽にご相談ください。”介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所”