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2024/10/28
コラム

高齢者の糖質制限はデメリットが大きい!実践したい場合のポイントを解説

高齢者の糖質制限はデメリットが大きい!実践したい場合のポイントを解説

高齢者の健康管理において糖質制限が注目されていますが、筋力や体力の低下など、デメリットも多く存在します。本記事では、高齢者が糖質制限を行う際のメリット・デメリット、実践する場合のポイントを解説します。

糖質制限とは?

糖質制限とは、炭水化物などの糖質を控える食事方法のことです。主に、血糖値のコントロールやダイエットを目的として実践されますが、高齢者の場合は体調や栄養バランスに十分な注意が必要です。

高齢者の糖質制限はデメリットが大きい

高齢者が糖質制限を行うことには、多くのデメリットがあります。特に、以下の2つが問題視されています。

・筋肉量が減り、寝たきりになるリスクが高まる
糖質制限をすると、エネルギー源となる炭水化物が不足し、体は筋肉を分解してエネルギーを補おうとします。これにより、筋肉量が減少して体力が落ち、最悪の場合は寝たきりになるリスクが高まります。

・体力が低下し、病気にかかるリスクが高まる
糖質は体のエネルギー源であり、制限することで疲れやすくなり、免疫力も低下します。その結果、風邪やインフルエンザといった感染症にかかりやすくなり、さらに重症化しやすくなります。

高齢者が糖質制限をするメリット

高齢者にも一定のメリットがありますが、正しく管理された環境下で実施されることが条件となります。

・肥満の方はダイエットにつながる
糖質を減らすことで体重が減少し、肥満解消に役立つ可能性があります。ただし、高齢者の場合は急激な減量を避け、適切な範囲での体重管理が必要です。

・血糖値の上昇を抑えられる
糖尿病などの疾患がある場合、糖質制限は血糖値の上昇を抑える効果があります。特にインスリンの効きが悪くなっている高齢者にとって、血糖コントロールの一環として役立つことがあります。

高齢者が糖質制限をする場合のポイントは?

高齢者が糖質制限を行う際には、いくつか重要なポイントを押さえておく必要があります。

・主食を減らさない
主食であるご飯やパンを極端に減らすのではなく、すべての栄養素をバランス良く取ることが大切です。

・嗜好品を控える
糖質制限を行う場合、主食を減らすよりも、甘いお菓子やジュースなどの嗜好品を控えるほうが効果的です。甘いお菓子やジュースは、急激に血糖値を上昇させる原因となります。

・薄味を心がける
糖質制限では、おかずの摂取量が増えやすくなります。その際味付けが濃いと、塩分の摂りすぎに繋がりやすくなります。塩分の摂りすぎは高血圧の原因にもなりますので、薄味を心がけるようにしましょう。

老人ホームでは糖質制限の配慮はされている?

老人ホームでは、管理栄養士が入居者一人ひとりの健康状態に合わせて、食事メニューを作成しています。そのため、必要があれば、糖質制限食を依頼することも可能です。ただし、すべての施設で対応しているわけではないため、事前に確認しておきましょう。

特に糖尿病などの持病がある場合、医師の指示に基づいた食事管理が行われている施設を選ぶことが重要です。

まとめ

高齢者にとって糖質制限は、慎重に実施すべき食事療法です。筋力や体力の低下を防ぎ、血糖値を適切に管理するためには、医師や栄養士と相談しながら進めることが重要です。また、自分に合うか合わないかを念頭に食生活を考えることも重要です。最近では老人ホームでも対応が可能な施設が増えていますが、適切なケアが行われる環境かどうかは、前もって確認しましょう。

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