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2024/09/19
コラム

高齢者がエアコンをつけない理由とは?使ってもらう方法、活用術を解説

高齢者がエアコンをつけない理由とは?使ってもらう方法、活用術を解説

高齢者がエアコンを使わない理由には、電気代や健康への不安、気温の変化を感じにくくなっていることが挙げられます。本記事では、エアコンを使ってもらう方法と活用術について解説します。

高齢者がエアコンをつけない理由とは?

高齢者がエアコンを使用しない理由には、電気代を節約したいという考えが大きく影響しています。堅実な高齢者にとって、光熱費の節約は重要な関心事であり、できるだけ無駄な出費を避けたいという思いがあります。

また「エアコンを使った方が健康に悪影響を及ぼす」と誤解している方も多く「冷たい風が身体に悪い」「エアコンを使うと体調を崩す」などのイメージが根強く残っています。さらに、年齢を重ねると体温調節機能が低下し、体調不良や脱水症状が進行しても自覚しにくくなります。

たとえ汗をかいていても、その状態に気づかずに過ごしてしまうことも少なくありません。暑さや寒さを感じにくくなることでエアコンの必要性を感じないこともありますが、適切な使用は健康維持に欠かせないものです。

エアコンをつけない高齢者の方に使ってもらうには?

高齢者にエアコンを使用してもらうためには、まず「現代の気温の変化」を理解してもらうことが重要です。昔に比べて夏の暑さは厳しさを増しており、特に熱中症の危険性が高まっています。熱中症の怖さを伝え、エアコンの使用が命を守る手段であることを理解してもらいましょう。

さらに、現代のエアコンは効率的に運転できるようになっているため、古いエアコンに比べて電気代を抑えて使用できるものがほとんどです。古いエアコンを使用している場合は、新しいモデルに買い替えることで安心感を与えられるでしょう。

また2021年夏の東京都23区のデータによると、熱中症で亡くなった約8割が65歳以上の高齢者であり、屋内での死亡者の約9割がエアコンを使用していませんでした。実際に熱中症による死者が増えている現状を伝えることも、対策として有効です。

熱中症を防ぐ!高齢者におすすめのエアコン活用術

エアコンのおすすめ活用術として、まず短時間の外出時にはエアコンをつけっぱなしにしましょう。外出する時刻や時間の長さにもよりますが、少しの時間の外出であれば、エアコンのオンオフを頻繁に繰り返すよりも、つけっぱなしのほうが電気代を抑えられることもあります

次に、風量は「自動」に設定することで、部屋の温度を均一に保てます。寝るときもエアコンをつけっぱなしにしておくことで、夜間の熱中症を防ぐことが可能です。さらに、扇風機やサーキュレーターを併用することで、冷気を効果的に循環させられます。

そして、エアコンの使用とともに水分補給を忘れずに行うことが大切です。エアコンを使用していると、室内が乾燥しやすくなるため、こまめな水分補給で脱水症状を予防します。高齢者自身だけでなく、同居する家族も水分補給を促すよう心がけしましょう。

まとめ

高齢者がエアコンをつけない理由には、電気代や健康への不安、気温の感覚が鈍くなることが関係しています。しかし、現代の暑さや熱中症のリスクを理解してもらい、エアコンの正しい使い方を教えることで、快適で安全な生活をサポートできます。適切なエアコン活用術を身につけることで、高齢者の健康を守りましょう。

高齢者の熱中症予防にはエアコンが欠かせません。有松駅から車で約10分のところに、ヤマダ電機 テックランド有松インター店があります。介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所は、有松駅から徒歩約5分の場所にありますので、ご高齢のご家族で「体調管理ができない」「エアコンをつけたがらずに困っている」などお悩みの方は、ぜひ一度お立ち寄りください。介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所