愛知県名古屋市の老人ホーム・介護施設紹介センターなら介護の窓口ケアまど「ケアまどニュース」ページ

NEWS

2024/09/17
コラム

セルフネグレクトとは?高齢者がなりやすい原因、家族ができることを解説

セルフネグレクトとは?高齢者がなりやすい原因、家族ができることを解説

セルフネグレクトとは、高齢者が自身の生活や健康を放置し、結果的に命を危険にさらす行為を指します。本記事では、セルフネグレクトの原因や家族ができる対応策について解説します。

セルフネグレクトとは?

セルフネグレクトとは、自分の生活や健康管理を放棄し、生活環境の悪化や健康問題が深刻化する状態のことです。この状態になると、基本的な生活行為が困難になり、最終的には命に関わるリスクも高まります

下記のような状態が続いていると、危険なサインと言えます。

・食事を摂らない
・家を片付けない
・入浴をしない
・汚れた服を着続け、失禁も放置されている
・医療や介護のサービスを拒否する

放置すると健康状態の悪化だけでなく、社会的な孤立が深まり、最悪の場合自殺や孤独死につながってしまう可能性があります。

しかし、支援者の「セルフネグレクト」に関する認識不足もあり、適切な対応が遅れることが少なくありません。そのため、セルフネグレクトの兆候を早期に察知し、迅速に支援を提供することが重要です。

高齢者がセルフネグレクトになる原因

高齢者がセルフネグレクトに陥る原因は、さまざまです。

・身近でショックな出来事が起きた:心のバランスを崩し、自分自身を管理する意欲を失ってしまう
・家族や周囲から孤立している:支援の手が届かず、セルフネグレクトに至ることがある
・経済的に困窮している:生活に必要な資金が不足し、十分な食事や医療を受けられなくなる
・認知症や精神疾患が進行している:自分の状態を正しく認識できなくなり、気付かぬうちにセルフネグレクトが進行することがある
・身体機能や判断力が低下している:日常生活の維持が難しくなり、自らを放置することが増える
・家族から虐待を受けている:暴言や暴力を受け続けることで、自分は無価値だと思うようになってしまう

セルフネグレクトは、高齢者自身の身体的変化や環境の変化がきっかけで引き起こされます。

セルフネグレクトの高齢者に対して家族ができること

・本人に直接話を聞く:話しやすい環境を整え、相手の気持ちに寄り添いながら対話を重ねることで、心の中の悩みや苦しみを引き出せる
・本人の異変に気付きやすい環境を整える:定期的な連絡や訪問を行い、つながりを絶たないことがセルフネグレクトの防止につながる
・病気の治療をする:病気が原因でセルフネグレクトが進行している場合は、早期に適切な治療を受ける
・代行サービスや介護サービスを利用する:家族だけで対応が難しい場合には、代行サービスや介護サービスを活用することで、負担を軽減しながら必要なケアを提供できる

家族でも支援者でも、高齢者に寄り添う環境を作ることが大切です。

まとめ

セルフネグレクトは、年齢に関係なく誰しもに起こりうる可能性がありますが、1人暮らしの高齢者に多いともされています。しかし家族のサポートや適切な対応によって改善が期待できます。
原因を理解し、適切なケアや支援を提供することで、再び安全で健康的な生活を取り戻せるでしょう。

介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所では、お身内の居らっしゃらない方に向けて身元保証サービスも行っております。ひとりでご不安を抱えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所