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2023/12/08
コラム

ナーシングホームとは?ナーシングホームが求められる背景

ナーシングホームとは?ナーシングホームが求められる背景

近年、「ナーシングホーム」という介護施設が増えてきました。日本ではあまり使われない名称ですので、今までの介護施設と何が違うのか分からない方もいるかもしれません。では、ナーシングホームには従来の介護施設と比べて異なる点があるのでしょうか。ここでは、ナーシングホームの意味や概求められる背景期待される役割などについて解説します。

ナーシングホームとは専門的なケアや看取りを行う老人ホームや介護施設

ナーシングホーム』とは、看護師が常駐していて医療処置などの専門的なケア看取りを行うことができる老人ホームや介護施設を指す言葉です。欧米ではナーシングホームという分類が確立していますが、日本には明確な定義がありません。民間の有料老人ホームなどの一部がナーシングホームとして運営されています。ナーシングホームでは、医師や看護師、リハビリ職などによる医療ケア、ターミナルケア、看取りなども行われます。

これまで病院への入院は必要ないものの、日常的に医療的なケアが必要となる方は在宅生活継続や一般的な老人ホームへの入居が難しいことが多く、入居可能な方がかなり限られる介護療養型医療施設や、受けられる医療ケアに限りのある介護老人保健施設への入居という少ない選択肢しかありませんでしたが、ナーシングホームがこれら二つの施設にかわる第三の選択肢になってきているとも言えます。

背景は超高齢社会と老人ホームや介護施設に求められるサービスの多様化

ナーシングホームのように医療処置などの専門的ケアや看取りを行うことができる老人ホームが求められる背景には、超高齢化ニーズの多様化があります。

高齢になるほど医療処置を必要とする人の割合が増えるため、今後の医療現場で十分に対応できなくなるかもしれません。また、少子化や核家族化の影響もあって、子が親の在宅介護や看取りを行うのが難しい現状があります。病院だけでは看取りをまかないきれないとなれば、施設や自宅で終末期ケアを行わざるを得ないでしょう。また、「自分らしい最期を迎えるために病院ではなく住み慣れた地域で最後まで暮らしたい」という高齢者のニーズが増えていることも、医療処置や看取りを行うことができる老人ホームが求められている理由として挙げられます。

このように、医療現場や家族の負担を軽減にくわえて、在宅よりも医療設備が整った環境でありながら、病院よりも小規模で住み慣れた地域にあるナーシングホームという老人ホームに注目が集まっているのです。

専門的なケアや看取りなどを含めた地域包括ケアシステムを実現

地域の医療機関や介護施設などが連携する地域包括ケアシステムの実現において、医療・看護・介護・リハビリなどと生活が一体化したナーシングホームが重視されています。医療処置などの専門的なケアから看取りまで行っているナーシングホームは、療養を必要とする高齢者にとって入院以外の新たな選択肢となり得ます。

住み慣れた場所で生活しながらリハビリを続けたり、必要な医療処置を受けられたりするからです。入居者は、自分らしい生活を維持しながら、心安らかな最期を迎えられます。幅広いニーズに応えるナーシングホームは、高齢者本人や家族を地域全体で支える施設として期待を寄せられています。

今回のまとめ

ナーシングホームは欧米の呼び方であり、日本では介護だけでなく看護師を中心とした医療提供や看取りを行う老人ホームや介護施設を指します。ナーシングホームは、医療ケア、ターミナルケア、看取りなどの専門的なケアにも対応することが可能です。多様化する利用者のニーズに応えられる、超高齢化社会での病床不足を補う、医療と介護を連携させる地域包括ケアシステムの実現に近づくなどの理由から、ナーシングホームが注目されています。