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介護付き老人ホームのメリット・デメリット
老人ホームや介護施設への入居を検討している方の中には、「介護付き老人ホーム」という施設を聞いたことがあるかもしれません。介護付き老人ホームでは、どのような介護サービスを受けらえるのでしょうか。
ここでは、介護付き老人ホームの概要やメリット・デメリットについて解説します。
1.介護付き有料老人ホームでは必ず介護スタッフが24時間常駐
2.介護スタッフによるレクリエーションなどサービスも充実
3.人件費がかかるので他の老人ホームや介護施設より料金が高い
4.今回のまとめ
介護付き有料老人ホームでは、介護スタッフが24時間常駐
「介護付き老人ホーム」は、有料老人ホームの一種に分類されます。有料老人ホームには、介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームがあり、施設サービスとして施設の職員が直接介護サービスを提供するのが介護付き有料老人ホームです。介護付き有料老人ホームには常に介護スタッフが駐在しており、24時間365日必要に応じて排泄や入浴、食事などの基本的な介助を受けられます。さらに、看護師が1名以上在籍しているため、医療的な処置にも対応しています。
入居時には見守りがあれば生活できるレベルであっても、年月が過ぎるうちにはより多くの介助が必要になることは少なくありません。介護付き有料老人ホームは、要支援1から要介護5までの入居者に対応できますので、入居中に介護度が上がっても入居し続けられるという安心感があります。
介護スタッフによるレクリエーションなどサービス充実
介護付き有料老人ホームでは、入居者同士や職員との交流を促したり、心身機能の活性化を図ったりするために、「レクリエーション」を行うことがあります。
レクリエーションで笑ったり楽しんだりすると認知症の進行を遅らせる効果もあるほど、脳にとって良い刺激であるとされているため、認知症リハビリの一環としても有効です。また、楽しい雰囲気はリハビリや生活への意欲を高められるでしょう。
介護付き有料老人ホームでは介護スタッフによるレクリエーションが充実している傾向にあります。ゲームや手芸、体操や歌など手軽に楽しめるレクリエーションの他、外部の方を招いて音楽鑑賞やハンドマッサージなどの多彩なレクリエーションを実施している老人ホームも少なくありません。
介護が手厚いため、比較的料金が高い
介護付き有料老人ホームは介護士や看護師の配置に明確な基準があり、介護にかかる人件費が高いため、住宅型有料老人ホームに比べると料金が高い傾向にあります。介護付き有料老人ホームでは、入居者3人に対して介護士1人以上、入居者の健康を管理するための看護師1名以上の配置を義務付けているためです。手厚い介護・看護を行う施設ほど、スタッフの人数が増えるため、料金が高くなるでしょう。さらに協力医療機関との提携も必要とされており、最近では医師を配置している老人ホームあるようです。
また、リハビリサービスを充実させている施設では、リハビリの専門家である理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などを配置している場合があります。このような施設では、これら専門家の人件費も必要となるため、やはり利用料金が高くなる傾向です。
今回のまとめ
有料老人ホームには住宅型有料老人ホームと介護付き有料老人ホームがあります。介護付き有料老人ホームは介護スタッフが24時間駐在していますので、頻回な介助が必要になっても対応可能です。介護スタッフによるレクリエーションも充実しており、入居者のリハビリへの意欲や生活の充実感が高まります。人件費がかかるので利用料金が高めなのがデメリットですが、その分手厚い介護や看護を受けられるでしょう。
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