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2023/09/26
コラム

老人ホームや介護施設でアセスメントシートを作成する目的や書き方

老人ホームや介護施設でアセスメントシートを作成する目的や書き方

老人ホームや介護施設では、介護計画を作成する際にアセスメントシートを活用します。アセスメントシートは記載項目が多いためで、その必要性や重要性を理解していないと「手間のかかる面倒な作業」と思うかもしれません。ここでは、アセスメントシートの概要介護計画への活かし方、アセスメントシート活用のメリットについてご紹介します。

老人ホームや介護施設の介護計画を決める際に役立つアセスメントシート

アセスメントシートは、老人ホームや介護施設において入居者の状態を的確に評価し、ケアマネジャーが適切な介護計画を立案する際に必須とも言えるツールです。アセスメントシートを用いることで、入居者の日常生活能力や精神的・身体的な健康状態、認知機能などをより客観的に把握できます。そのため、アセスメントシートの内容が詳細に記載されているほど、個々の入居者に合った適切な介護サービスや支援を選定しやすくなるため、より質の高いケアが可能です。アセスメントシートは介護計画の作成に用いられるため、基本的にケアマネジャーが作成します。

一般的なアセスメントシートは記載すべき重点項目が2つに分かれている

アセスメントシートにはいくつかの種類がありますが、どの種類においても厚生労働省が示す「課題分析標準項目」が必ず含まれています。この課題分析標準項目は23項目あり、記載すべき重点項目は日常生活自立度や主訴を含む「基本情報に関する項目」と、心身の状況社会性生活能力に関する「課題分析に関する項目」の2つです。それぞれの項目を見ていきましょう。

●基本情報に関する項目

・基本情報(受付日時、氏名、性別、住所、電話番号など)
・生活状況
・介護保険などの被保険者情報
・現在利用している介護サービスなどの状況
・障害を持つ高齢者の日常生活自立度
・認知症のある高齢者の日常生活自立度
・主訴(利用者さんやご家族の希望、要望)
・認定情報
・課題分析理由

●課題分析に関する項目

・健康状態
・ADL(日常生活動作)
・IADL(手段的日常生活動作)
・認知
・コミュニケーション能力
・社会との関わり
・排尿・排便
・褥瘡(じょくそう)・皮膚の問題
・口腔衛生
・食事摂取
・問題行動
・介護力
・居住環境
・特別な状況(介護者による虐待や終末期ケアに関する状況など)

介護計画や重点項目の整理に欠かせないアセスメントシート

アセスメントシートを使うと、重点項目をもれなく聞き取れるため、老人ホームや介護施設で入居者のニーズが明確になるというメリットがあります。アセスメントシートに記載された情報をもとに個別の介護プランを立案すると、入居者の状態に合わせた適切なサービスや自立を妨げないケアなどを見極められるため、介護計画する上で欠かせないツールの一つです。また、アセスメントシートは老人ホームや介護施設内の介護職員はもちろん、外部の関係機関との連携にも役立ちます。

そのため、アセスメントシートは入居時に使用するだけでなく、常にモニタリングと評価を繰り返すことが大切です。日々のケアの効果をモニタリングし、現在の介護計画を評価して必要に応じて介護計画を見直し、次の介護計画作成に活かすというサイクルを通して、より適切なケアを提供できます。

今回のまとめ

老人ホームや介護施設の介護計画作成の際に、アセスメントシートの作成は欠かせません。特に、「基本情報に関する項目」9項目と「課題分析に関する項目」14項目は、利用者の正確な状態・状況の把握、及び介護サービスやケアの選定において重要な情報です。アセスメントシートを随時更新し、より最適な介護計画へ改善していきましょう。