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老人ホームや介護施設の入居は簡単?老人ホームに入居するまでのステップ
高齢になると、一人暮らしや介護が難しくなることがあります。そのような場合には、老人ホームや介護施設などの高齢者向け住まいを検討するのではないでしょうか。しかし、老人ホームや介護施設への入居前にやるべきことが少なくありません。ここでは、老人ホームや介護施設に入居するまでのステップについてご紹介します。
1.情報収集のために複数の施設へ資料請求をする
2.気になった施設をピックアップして施設見学をする
3.必要書類を揃えて施設のスタッフと直接面談をする
4.施設側と入居契約を締結して入居日を調整する
5.今回のまとめ
情報収集のために複数の施設へ資料請求をする
老人ホームや介護施設への入居を検討する際には、情報収集が重要です。インターネットや情報誌、介護相談窓口などを活用してある程度の情報を収集することができますが、料金プランや提供サービスの詳細な情報は、施設の公式な資料でないと分からないことも少なくありません。資料からは、次のような項目の詳細が分かります。
●施設の概要
施設の名称、場所、種別名やコンセプトなどが記載されます。施設の雰囲気や設備の一部を写真で示すこともあります。
●提供サービス
介護ケアや医療処置、リハビリテーションやレクリエーションなど、施設が提供する介護や支援サービスの内容が詳細に説明されます。
●医療体制
施設内における看護師配置の有無、医療機関との連携体制や緊急時の医療連絡先などを記載。
●入居条件
年齢、介護度の基準、認知症の有無など、入居資格に関する情報を記載。
●料金や費用
入居一時金、月額利用料、介護保険の自己負担分など、入居費用に関する詳細な情報が掲載されることがあります。
資料請求をする際は、施設の特徴や費用などを比較するためにも複数の施設から取り寄せましょう。複数の施設の情報を集めて比較することで、入居者や家族のニーズに合った施設を見つけやすくなるわけです。
気になった施設をピックアップして施設見学をする
複数の施設に資料請求して比較検討を行ったら、気になる施設を実際に見学し、施設の雰囲気や設備、スタッフの対応などを確認してください。施設見学時に確認したいポイントをご紹介します。
施設の立地やアクセス
施設がどのような場所に位置しているのか、公共交通機関の利便性や近隣の環境などを確認します。
施設の雰囲気や設備
施設内の雰囲気や生活空間、個室の広さ、設備の充実度などを実際に見て、入居者が快適に過ごせるか判断します。
スタッフの対応
スタッフの態度やコミュニケーションの取り方、入居者への配慮や笑顔の有無など、スタッフの対応を観察し、入居者への温かいサポートが期待できるか判断します。
施設の費用
資料に記載されていない場合もあるため、入居時にかかる一時金や毎月の基本料だけでなく、追加オプションなどについての詳細を再度確認し、自身の予算や負担額に合致しているか確認します。
施設の入居条件
改めて入居基準に関するルール、契約内容などを確認し、自身のニーズや希望に合致しているか確認します。
可能であれば、入居者だけでなく家族も同行し、複数の施設を見学した上で最適な施設を選びましょう。
必要書類を揃えて施設のスタッフと直接面談をする
老人ホームや介護施設に入居する際には、必要書類を揃えて施設のスタッフと直接面談をすることになります。必要書類は、施設によって異なりますが、一般的には以下のような書類が必要です。
・入居申込書
・身分証明書
・戸籍謄本
・介護保険被保険者証
・医療費受給者証
・介護支援利用計画書
・その他、施設が指定する書類
必要書類を揃えたら施設スタッフとの面談が行われ、入居者の希望や要望、健康状態や介護の状況などについて話し合います。場合によっては、ケアマネジャーが同席することもあります。。
施設側と入居契約を締結して入居日を調整する
老人ホームや介護施設への入居には、施設との入居契約が必要です。入居契約には、入居期間、費用、退去時の条件などが記載されていますので、十分に確認してから署名してください。
入居契約が締結されたら、次は入居日の調整です。入居日は施設の空き状況や入居者の希望によって異なるため、早めに施設に連絡して確認することをおすすめします。入居日が決まったら、入居に必要な手続きを進めます。手続きの内容は施設によって異なりますが、主な手続きは次の通りです。
①入居金の支払い
入居に際して必要な金額を支払います。入居金の支払い方法や詳細については、施設と相談しましょう。
②介護保険サービスの利用契約
介護サービスの利用契約が別途必要な施設もあるため、施設と一緒に必要な手続きや書類を準備します。
③転入手続き
市役所や関係機関にて、既存の住所から施設への転入手続きを行います。
④家財道具の搬入
入居先に必要な家財道具や個人の持ち物を持ちこむ場合は、施設との日程調整や搬送手配が必要です。持ち込み制限が設けられていることもあるため、こちらも事前に施設へ確認してください。
今回のまとめ
老人ホームや介護施設への入居には多くのステップが必要ですが、入居者が安心して快適に過ごせる施設を選ぶためには必須と言えるでしょう。後々のトラブルを防ぐために、入居前には施設の情報収集や見学を通じて、施設の雰囲気やサービス内容、スタッフの対応、入居契約や費用についても細かく確認することをおすすめします。
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