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2022/12/25
コラム

老人ホームや介護施設の入居前に共有スペースを確認しておく大切さとは?

老人ホームや介護施設の入居前に共有スペースを確認しておく大切さとは?

老人ホームや介護施設には、必ず『共有スペース』があります。しかし、介護施設や老人ホームの見学に行った際、居室ばかりを入念にチェックして、共有スペースのチェックは忘れてしまうことも多いようです。共有スペースは、介護施設や老人ホームを決める上で、必ず確認しておきたいポイントです。ここでは、なぜ老人ホーム見学において共有スペースのチェックが必要なのかご紹介します。

多目的ルームやリハビリ施設など、共有スペースの種類は多種多様

共有スペースとは、その施設の全ての入居者が使用できるスペースのことです。食堂リハビリ室、行事や様々なアクティビティを行う時に使用する多目的スペースなどは、全て共有スペースに位置付けられます。
上述したような一般的な共有スペースの他に、近年、特徴的な共有スペースの開発に力を入れる老人ホームや介護施設も少なくありません。例えば、以下のようなスペースが挙げられます。
・趣味活動(囲碁・将棋・茶道等)の専門スペース
・ガーデニングスペース
・シアタールーム
・カラオケルーム
・喫茶スペース など
このように趣味を満喫できたり、訪問した家族らとくつろげる共有スペースを確保する施設も出てきています。共有スペースの充実度は、介護施設や老人ホームを選ぶ上でのポイントにもなるため、施設見学などの際にはよく確認することが大切です。

老人ホームや介護施設の共有スペースは清潔感と設備の充実度をチェック

入居している期間を充実して過ごすため、共有スペースの種類を見ておくのはもちろんですが、忘れてはならないのが、清潔感設備の充実度のチェックです。
せっかく囲碁や生け花、茶道を楽しめる共有スペースがあったとしても、そのスペースの掃除が行き届いていなければ、思わぬ怪我のリスクがあったり、使用するうえでの心持ちも変わります。また、ほこりが舞う部屋に長時間居ることは、悪い影響を及ぼしかねません。きちんと掃除が行き届いているかをしっかりチェックしておいてください。
また、設備そのものの充実度も大切です。カラオケルームはあるけれど機械の調子が悪い、シアタールームはあるけれど好きな映画が上映されないなど、設備が整っていなければ共有スペースを有効活用できません。
もしも施設見学の際に共有スペースが解放されていれば、自身の目で共有スペースをチェックするとともに、入居者が実際に使用しているかを聞いてみるのも一つの方法です。

共有スペースは老人ホームや介護施設でのコミュニケーションの場所になる

共有スペースは、施設の入居者全員が利用できる場所ですから、入居者同士のコミュニケーションの場となります。食堂では毎日顔を合わせるため、自然と会話をするきっかけが生まれるかもしれません。また、趣味の時間を過ごせる共有スペースでは、同じ趣味をもつ友人ができる可能性も高まります。
このように、利用者同士でコミュニケーションが取れるスペースだからこそ、居心地が良いかどうか、十分なスペースがあるかどうかが重要です。また、共有スペースでの催しや趣味活動では、参加希望者が別途費用を負担するケースもあります。そのため、利用希望がある場合は事前に施設に確認をしておきましょう。

今回のまとめ

近年、共有スペースの充実に力を入れる介護施設や老人ホームが増加傾向にあり、共有スペースの種類も多様化しています。しかし、全ての共有スペースが全ての入居者にとって使い勝手が良いということではありません。特に四肢の機能が低下している方は、共有スペースが安全に行けて、健康に過ごせる場所なのかは確認しておく必要があります。
共有スペースの清潔感や設備、利用感などは、ぜひ介護施設や老人ホームに入居する前にチェックしておきましょう。