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2022/11/22
コラム

老人ホームや介護施設で働く施設ケアマネジャーの役割

老人ホームや介護施設で働く施設ケアマネジャーの役割

ケアマネジャーの主な役割は介護や支援を要する人ののケアプランの作成です。しかし、老人ホームや介護施設で働く施設ケアマネジャーの仕事はケアプランの作成にとどまらず、要介護者の家族とのコミュニケーションや関連スタッフとの連携調整、さらには施設の運営に関わる事務作業や雑務など多岐にわたります。
ここでは、施設ケアマネジャーの業務内容や役割を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ケアマネジャーの役割は老人ホームや介護施設のサービスを円滑にすること

ケアマネジャー(介護支援専門員)の仕事は、介護サービスの対象となる要介護者それぞれの状況に応じた介護プランを作成し、医師や介護福祉士など多職種と連携・調整して介護サービスを円滑に提供すること。なお、ケアマネジャーの種類は、在宅の要介護者を対象とした居宅ケアマネジャーと、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの利用者を対象とした施設ケアマネジャーの2種類です。
施設ケアマネジャーは、対象の要介護者が居住する施設に常駐するため、居宅ケアマネジャーと句食べて要介護者の心身の状況をより身近に観察できます。また、同じく勤務している生活相談員や介護福祉士などと細かく連携してプランを作成できるのです。

ケアマネジャーは利用者や利用者の家族と良好な関係を築くためにコミュニケーションを行う

ケアマネジャーの主な仕事は要介護者のケアプランの作成ですが、プランを作成するためには対象となる要介護者だけではなく、そのご家族とのコミュニケーションも必要とされます。その理由は、介護度が上がるほど本人に意思を確認することが難しくなる傾向があるからです。本人だけではなくご家族からのヒアリングが不可欠となり、ケアマネジャーに対する信頼感安心感がなければ本当に必要としている事や困っている事を正確に把握することができません。

ケアマネジャーは老人ホームや介護施設に欠かせない縁の下の力持ち

老人ホームや介護施設に勤務するケアマネジャーの業務は多岐にわたります。老人ホームや介護施設などに勤務するケアマネジャーは1名の場合が多いからです。同時に複数の要介護者のケアプラン作成を行う上に、相談員や介護福祉士との間で介護プランの調整し、施設内での定期的なミーティングの取りまとめなども担当します。
また、介護施設や老人ホームでは慢性的な人手不足の傾向があり、施設見学会や来客の対応などの専門業務外の対応が必要な場合もあるのです。まさに、ケアマネジャーは施設運営の縁の下の力持ちと言えるでしょう。

今回のまとめ

ケアマネジャーとは要介護者をどのようにサポートするのかを計画する重要な業務です。ケアプランを作成し、生活相談員や介護福祉士などと連携調整を行い、さらに、ご家族が安心できるような良好なコミュニケーションも欠かせません。ケアマネジャーの仕事は、まさに老人ホームや介護施設での介護業務を支える重要なポジションです。現在介護職に就いている方は、キャリアアップの1つとしてケアマネジャーを目指してみてはいかがでしょうか。