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2022/09/30
コラム

老人ホームや介護施設を探す前に家族が確認すべき身体状況について

老人ホームや介護施設を探す前に家族が確認すべき身体状況について

老人ホーム・介護施設は、日常生活を送る上でサポートや介護を必要とする高齢者が生活するための場所です。入居者は高齢になるほど身体状況の急変が考えられますが、医療機関ではないため介護施設のみでの対応はできません。
老人ホームなどの介護施設を選ぶ際は、身体状況などに合わせて施設のケア体制か本人に十分対応できるかや、必要に応じて医療面の十分なサポートが受けられるかをしっかり確認しておきましょう。

選ぶべき老人ホームや介護施設は身体状況や要介護度によって変わる

介護施設にはいくつか種類があり、全ての介護度に対応できるとは限らないため注意が必要です。
特に、要介護度の高い方は生活するうえで常に介助が必要なため、スタッフの人数介護設備などの環境も必要です。また、認知症のある入には、専門的なサポートが求められるため、認知症の程度によっても入居できる施設が異なります。
入居対象が重度の要介護者である施設の場合は、介護体制が手厚い一方で、要介護度が低い方の入居は断られることもあります。
また、入院治療を要する高齢者医療機関でないと対応できないため、老人ホームなどの介護施設に入居することはできません。在宅医療が必要な場合でも、看護スタッフによる健康管理体制が整った施設を選ぶのがポイントとなります。

要介護度に適した医療体制について

入居者の要介護度や健康状態はひとりひとり異なるため、入居者に適したケア体制が整っている施設を選ぶようにしたいところです。特に緊急時に備え、常勤の看護スタッフが在籍しているか、24時間の看護体制がとられているかという点は、医療処置が必要な方や、終末期の方にとっては施設選びの重要なポイントです。
日常的な痰の吸引インスリン注射といった医療行為が必要な場合には特に、医療行為は有資格のスタッフしか対応が認められないため、申し込み時の健康状態や施設の受け入れ可否は改めて確認しなければなりません。
近年注目度が高まっているサービスとして、「看取り対応」の可否もチェックポイントになります。いわゆる「終末期」を迎えている入居者の苦痛を緩和し尊厳ある生活を支援するというもので、看取りに対応する施設ならより質の高い生活支援も期待できるでしょう。
入居する環境をチェックする場合は、医療面のサポートも総合的に判断してください。

老人ホームや介護施設は医療機関との連携などの受け入れ体制が整っているところが安心

入居する老人ホームや介護施設を選ぶ際は、施設内の対応状況に加え、医療機関との連携が充実しているところにすればより安心です。
医療法人などが運営する施設の場合は診療所が併設されているところや、医師が管理者になっているところがあります。
また、そうでない介護施設でも、24時間体制往診緊急時のサポートを行ってくれる診療所などと連携しているケースも増えてきました。
入院だけでなく、定期的な通院を要する方へのサポートや回復期のリハビリテーションプログラムなど、いわゆる在宅医療についても充実している施設もあります。
これらは一例ですが、緊急時に十分な対応ができるよう医療機関との連携がより充実している施設というチェックポイントも覚えておいてください。

今回のまとめ

老人ホームや介護施設に入居する高齢者は、入居してから短期間で入居する施設を変えることがないよう、家族や周辺でサポートをする人は身体状況を改めて確認しておく必要があります。特に急な容態変化に対応できるよう、受け入れ可能な体制が整っている施設ならより安心です。
老人ホームや介護施設選びをするときは、医療面のサポート体制をチェックするとともに、入居者の身体状況や健康状態などを改めて確認しておきましょう。