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2022/10/02
コラム

サービス付き高齢者向け住宅と有料の老人ホームや介護施設の具体的な違いとは?

サービス付き高齢者向け住宅と有料の老人ホームや介護施設の具体的な違いとは?

サービス付き高齢者向け住宅」は、「まだ自立して生活できているけれど、一人暮らしや夫婦だけの自宅での生活に不安を感じている」という方に向いている施設です。今回は、サービス付き高齢者向け住宅の特徴考え方、有料老人ホームや介護施設など他の施設との違い、入居するために必要な費用などについてご紹介します。

サービス付き高齢者向け住宅は、ある程度自立した高齢者が入居対象

サービス付き高齢者向け住宅」は、「要支援」「要介護」を受けていても一人で生活できる高齢者をメインターゲットとした施設です。「サ付き」や「サ高住」などと略されます。
福祉系資格や医療系資格を所持するスタッフが駐在し、安否確認生活相談などの「サービス」を受けながらも、自宅の居室のように自由に過ごせるのが特徴です。これらのサービスに加えて、食事提供や掃除や洗濯などの家事支援夜間の見守りなどのサービスを任意で提供している施設も少なくありません。
なお、上記のタイプは「一般型」と呼ばれますが、介護度が高い方にも対応可能「介護型」も存在します。

有料の老人ホームや介護施設とのサービスの違いとは?

【サービス付き高齢者向け住宅】は、「安心して暮らせる住居を提供する」ことを目的としており、生活相談や安否確認は付帯サービスのような位置づけです。そのため、介護サービスが必要な場合は別途契約が必要です。
一方、有料老人ホームは、施設スタッフが介護サービスを提供する【介護付き有料老人ホーム】と、サ高住と同じように、施設が介護サービスを提供しない【住宅型有料老人ホーム】の2種類があります。どちらも食事や洗濯、緊急時の対応などのサービスを提供しているのが特徴です。【介護付き有料老人ホーム】は、住居よりも介護サービスがメインに考えられている施設なので、資格取得者によるリハビリ健康管理なども行われます。

サービス付き高齢者向け住宅はかかる費用が違ってくる

【サービス付き高齢者向け住宅】原則賃貸契約なので、毎月「家賃」「光熱費」「管理費」などが発生します。基本料金は、月額10万円~20万円が目安ですが、入居時には数か月分程度の費用(敷金)入居一時金などが必要となるでしょう。食事提供サービスを追加した場合や外部サービスを利用するならば、その分のサービス料金も生じます。
一方、【有料老人ホーム】では、入居契約は「利用権方式」をとっています。この利用権とは「施設を利用する権利を得る」ことを指します。入居一時金の有無は施設によって異なり金額はさまざまで、月々の支払は、食費や管理費、家賃、介護サービス費などを合わせて施設に支払います。基本料金は約15万円~30万円が目安ですが、看護師の配置など人員体制が手厚い施設が多いため、入居金・月額ともに、サ高住よりも高額になることが多いです。

今回のまとめ

サービス付き高齢者向け住宅は、要支援や要介護を受けた高齢者でも安心して居住できる賃貸住宅です。受けられるサービスは生活相談や安否確認となっており、介護サービスや食事提供、家事などは別途契約しなければなりません。
そのため、「自分で生活できるうちは、自宅にいるような環境で自由気ままに気楽に暮らしたい」という方に向いています。入居する方に合わせて、サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームのどちらが適しているかをよく検討しましょう。