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2026/07/02
コラム

高齢者が白内障になったらどうする?見えづらさを放置しないためのポイント

高齢者が白内障になったらどうする?見えづらさを放置しないためのポイント

年齢を重ねると、多くの人が経験する「白内障」。視界がかすむ、まぶしく感じるなどの症状があっても、「年齢のせいだから」と放置してしまう高齢者は少なくありません。しかし、見えづらさは転倒や認知機能の低下にもつながる可能性があります。高齢者が白内障になったとき、どのように対応すればよいのでしょうか。

白内障とは?高齢者に多い目の病気

白内障とは、目の中にある水晶体が濁り、視界がかすんだり見えにくくなったりする病気です。加齢による発症が最も多く、80歳以上ではほとんどの人に何らかの白内障が見られるとされています。

主な症状には次のようなものがあります。

  • 物がかすんで見える
  • 光をまぶしく感じる
  • 視力が低下する
  • 眼鏡を変えても見えづらい
  • 物が二重に見える

白内障はゆっくり進行するため、本人が気付きにくいケースもあります。そのため、家族や介護者が変化に気付くことも重要です。

白内障を放置するとどうなる?

「まだ生活できるから大丈夫」と白内障を放置すると、水晶体がどんどん濁って放置すると生活の質が下がり、日常生活にさまざまな影響が出る可能性があります。

視力低下によって段差や障害物が見えにくくなり、転倒リスクが高まります。また、外出がおっくうになり、人との交流が減ることで活動量の低下につながることもあります。

さらに近年では、白内障による視覚機能の低下が認知症リスクと関連する可能性も指摘されています。視覚から得られる情報が減ることで脳への刺激が少なくなり、生活の質(QOL)の低下につながるためです。

白内障は進行しても手遅れになる病気ではありませんが、また、白内障が進行しすぎると手術の難易度が上がる場合もあり、治療のタイミングを逃さないことが大切です。

高齢者が白内障になったらどうする?

白内障が疑われる場合は、まず眼科を受診しましょう。白内障は点眼薬で進行を遅らせることはできますが、濁った水晶体を元に戻すことはできません。根本的な治療は手術となります。

白内障手術は濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズを入れる治療です。日本では非常に多く行われている手術の一つで、日帰りで変えられるケースが多く安全性も高いとされています。

ただし、高齢者の場合は次のような点を医師と相談することが重要です。

  • 持病の有無
  • 認知症の症状
  • 血圧や糖尿病の管理状況
  • 手術後の通院が可能か
  • 家族のサポート体制

年齢だけで手術が受けられないわけではありません。実際には80代や90代でも手術を受け、視力改善によって生活の質が向上するケースは多くあります。

ご家族としてのサポートは、定期的な眼科受診を促したり、本人が見えにくさを訴えていないか気を配ることが必要です。

また、室内の照明を明るくして転倒を防いだり、手術や治療の際には送迎や生活面での支援を行うことで、安心して治療に臨めるようになります。

まとめ

白内障は高齢者にとって身近な病気ですが、「年齢のせい」と放置する必要はありません。見えづらさは転倒や外出機会の減少、生活の質の低下につながる可能性があります。気になる症状があれば早めに眼科を受診し、適切な治療方法を相談しましょう。本人だけでなく家族や介護者も変化に気付き、安心して生活を続けられる環境づくりを支えることが大切です。