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2021/04/19
コラム

愛知県の「介護・福祉」イベント

介護や福祉に関する祭典やイベントは、全国各地で開催されています。

そして、その規模は祭典によっては数万人規模と、かなり大きなものもあります。

それぞれのフェアで異なる目的があって、福祉関係の仕事に就きたい人への支援をしたり、一般の人が福祉に気軽に触れられるような機会を設けたりしています。

介護・福祉事業の関係者でなければ馴染みのない催しと思われがちですが、最新技術が見られたり、親子で楽しめるものもあります。

コロナ禍でイベントの開催が難しい状況が続く中ですが、感染状況が落ち着いたら、ぜひ一度は訪れてみたい介護・福祉のイベントを紹介します。

 

1. 子どもから大人まで、みんなで楽しめる祭典

なごや介護の日フェア

 

 なごや介護の日フェア 

愛知県名古屋市において毎年秋ごろに開催されています。

様々な活動を行っている福祉関係者によって実行委員会が組織され、魅力あふれる祭典となっているのが「あいち介護の日フェア」です。

介護や福祉に馴染みのない人への発信と共に、介護職にある人たちに感謝を伝える機会となるのがこのイベントです。

年ごとにイベントで行われる内容は異なりますが、ステージパフォーマンスレクリエーションイベントと共に、福祉・医療に関係する団体が多種多様なブースを出展しています。

ブースの内容は、遊び感覚で子どもでも参加しやすいものから、先進技術を体験できるもの、無料で相談にのってもらえるブースなどさまざまです。

 

また、介護職についての紹介を行うのも、この「あいち介護の日フェア」の目的の一つです。

多くの人のためになるやりがいのある仕事であると同時に、魅力いっぱいで楽しんで働ける職業であることを知る機会を作ります。

 

実際に介護や各種福祉関連の経験を持つ有名人のトークなどもあって、堅苦しい話ではなく、楽しく学べるのがうれしいところです。

子どもから人気を集める有名人やキャラクターが参加することも多いので、幅広い世代が福祉を気軽に知る良いイベントとなっています。

今までと違った目で介護や福祉というものを見られるように、様々な取り組みをしているのが分かる一日なのです。

 

 

2. 興味のある人からプロまで。体験も豊富なイベント。

ウェルフェア2021

 Welfare ウェルフェア 国際福祉健康産業展 

ウェルフェア」は国際福祉健康産業展として、例年多くの人を集める介護・福祉の見本市となっています。

愛知県名古屋市にあるポートメッセなごやにおいて、5月下旬に開催される大規模イベントです。

※2020年、2021年は新型コロナウィルスの影響で中止となっています。

 

この産業展では、福祉や介護に関係する技術を持っていたりサービスを提供したりしている企業が、その特徴的な商品を紹介するための展示がメインとなっています。

その分野はかなり多岐にわたり、介護施設や一般住宅向けの介護用設備や機器介護や高齢者向けサービスロボットなどの最新技術を見ることができます。

また、高齢者や障害者のために開発された食品などもあって、ユニークな製品を数多く発見できるのも、この見本市の魅力となっています。

 

企業は自社が開発、販売している商品をブースにおいて発表することができますし、商品によってはその場での販売も可能となっています。

自社商品の宣伝効果とともに、新しいビジネスパートナーを見つけることもできるので、企業にとってはメリットの大きなイベントです。

来場者の中には介護福祉事業に携わっている人も多いので、自分たちの事業所で取り入れることができる技術や設備を発見する助けとなります。

それに加えて、福祉関連事業に携わっていない一般の人も多く訪れるというのが、この「ウェルフェア」の特徴です。

一般の人が、介護の世界でどんな技術革新がなされているのかどのようなサービスが開発されているのかなど、介護・福祉産業を知る場となっています。

 

3. 介護・福祉のプロ同士で商談したいなら

ケアテックス名古屋

 CareTEX名古屋  

CareTEX名古屋」は、同じ産業展ですが、特に介護施設向けの設備やサービスを紹介し、BtoB目的での展示をするイベントです。

そのため、介護や福祉関連のプロが集結し、施設や事業を充実するために導入できるものがないかを探すのにもってこいです。

プロ同士の展示会となっていますので、よりビジネス色が強いのが特徴と言えるでしょう。

それだけに、専門性の高いサービスや機器が発表される傾向が高いです。

 

この「CareTEX名古屋」で扱われる商品やサービスは実に幅広いものです。

たとえば、寝具やロボットなどの介護用品やリハビリ器具、感染予防用品などがあります。

ハードだけでなく、送迎支援システムや介護保険請求システムなどのソフト面でのサービスも紹介されることになります。

また、防災やケアフードなどの介護事業を支える重要な商品についてもブースが設置され、あらゆる面におけるサービスの発見ができるのもメリットです。

 

基本的に、この展示会は介護業界の関係者のみが入場できる仕組みとなっています。

単に情報を採り入れるだけなく、積極的に商品の購入を検討している担当者が多く集まるイベントなので、企業にとっては大きなビジネスチャンスを得ることになります。

「CareTEX」は日本の各地で開催されますが、愛知県名古屋市においては2022年2月2日と3日の2日間、吹上ホールにて実施される予定となっています。

 

 

4. 福祉や介護のお仕事に興味のある人向け

就職総合フェア

 福祉・介護の就職総合フェア

福祉や介護の仕事に興味を持っている人を対象としたイベントも開催されます。

その一つに「福祉・介護の就職総合フェア」があります。

 

この業界で事業を行っている企業や法人が集まり、合同説明会合同面接会を実施します。

また、福祉業界の仕事としては具体的にどんなものがあるのか、どのような魅力があるのかを説明するセミナーもあり、より業界についての理解を深めるのに役立ちます。

同時に相談会も設けられますので、介護の仕事に興味があるものの、疑問点や不安に思っていることがあるという人は、実際にこの業界に身を置く人からのアドバイスをもらうことができます。

 

愛知県名古屋市では、地域の福祉人材センターやハロワークが連携して、この「福祉・介護の就職総合フェア」を開催しています。

2021年は新型コロナウイルスの影響で延期が決まっていますが、その後の予定に注目です。

 

たくさんの福祉関連企業が集まりますので、効率よく就職についての情報を集めることが可能ですし、まとめて面接を受けられるなど、とても利便性の高いフェアです。

これから介護の仕事をしたいと考えている人が、情報収集のためだけに来ることもできます。

もちろん、事前に面接の申し込みをして、ここで就職活動を行いたいという人も多くいます。

介護業界は人材不足が叫ばれていますので、こうしたフェアを通して、より多くの人が業界に興味を持ってくれる機会として期待されています。

 

【おわりに…】

介護や福祉業界に関連して、愛知県では様々な展示会やフェアが開催されています。

重要であることは知っていながらも、普段あまり福祉について触れる機会がないという人が訪れて、楽しく学びを得られる場となるものもあります。

また、ビジネスチャンスを探している人であったり、就活目的であったりするものもあります。

新型コロナウィルスの影響で、残念ながら中止となってしまったイベントもありますが、こうした時勢だからこその「イベントの新しいカタチ」も模索されています。

それぞれイベントの情報をキャッチして、興味があるものに参加してみましょう。