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2026/05/18
コラム

高齢者に合った歩行器の選び方とは?種類や特徴、安全に使うためのポイントを解説

高齢者に合った歩行器の選び方とは?種類や特徴、安全に使うためのポイントを解説

加齢によって足腰の筋力やバランス能力が低下すると、「歩くこと」に不安を感じる高齢者は少なくありません。そんなときに役立つのが歩行器です。しかし、歩行器にはさまざまな種類があり、身体状況に合わないものを選ぶと、かえって転倒リスクが高まることもあります。この記事では、高齢者向け歩行器の種類や特徴、選び方のポイントについて解説します。

歩行器とは?高齢者にとっての役割

歩行器とは、歩行時のふらつきや転倒を防ぎ、安全に移動するための福祉用具です。杖よりも広い範囲で身体を支えることができるため、足腰の筋力が低下した高齢者や、リハビリ中の方にも多く利用されています。

高齢者にとって歩くこと」は、筋力低下や寝たきり予防にもつながる大切な動作です。歩行器を活用することで、自分で移動できる範囲が広がり、外出や日常生活への意欲維持にも役立つとされています。

また、歩行器は単に歩行を支えるだけでなく、膝や股関節への負担軽減、転倒予防、歩行姿勢の安定化など、身体への負担を減らす役割もあります。

高齢者向け歩行器の主な種類と特徴

固定型(ピックアップ型)歩行器

四脚すべてが床に接地しているタイプで、歩行器を持ち上げながら前へ進みます。安定性が高く、バランス能力が低下している高齢者に向いています

一方で、持ち上げる動作が必要なため、腕や肩の筋力がある程度必要です。主に室内での利用に適しており、ゆっくり安全に歩きたい方に選ばれています。

交互型歩行器

左右のフレームを交互に動かしながら進むタイプで、固定型よりも自然な歩行に近い動きができます。固定型ほど持ち上げる必要がないため、歩行訓練やリハビリの場面でも使用されています。固定型は持ち上げた時に自身の体を自分で支える必要がありますが、交互型は必ずどちらかのフレームが地面についている分安心です。

ただし、左右を別々に動かす必要があるため、操作に慣れるまでは難しく感じる場合もあります。

キャスター付き歩行器・歩行車

前輪または四輪にキャスターが付いたタイプで、押しながら移動できるのが特徴です。持ち上げる必要が少なく、長距離移動や屋外での使用にも適しています

座面付きやブレーキ付きの商品も多く、買い物や散歩など外出機会を増やしたい高齢者にも向いています。ただし、勢いが付きやすいため、身体状況によっては注意が必要です。

高齢者が歩行器を選ぶときのポイント

身体状況に合っているか確認する

歩行器選びで最も重要なのは、利用者本人の身体状況に合っているかどうかです。筋力やバランス能力、歩行速度などによって適した種類は異なります。

例えば、歩行時にしっかり身体を支える必要がある場合は固定型、ある程度歩けるものの不安定さがある場合はキャスター付きなど、状態に応じた選択が大切です。

また、リハビリ目的なのか、日常生活での移動補助なのか目的によっても適したタイプは変わります。迷った場合は、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談すると安心です。

身長や姿勢に合った高さを選ぶ

歩行器の高さが合っていないと、腰痛や転倒の原因になることがあります。一般的には、グリップを握った際に肘が軽く曲がる高さが適切とされています。

低すぎると前かがみになり、高すぎると肩や腕に負担がかかります。実際に試しながら調整できるタイプを選ぶと安心です。

使用する場所に合わせる

室内利用が中心なのか、屋外利用が多いのかによっても適した歩行器は異なります。室内では小回りが利くコンパクトタイプ屋外ではブレーキ付きや大きめの車輪が付いたタイプが使いやすいでしょう。

特に日本の住宅は段差や狭い通路が多いため、自宅環境に合うサイズかどうかも確認が必要です。

まとめ

歩行器は、高齢者の安全な歩行を支える大切な福祉用具です。固定型・交互型・キャスター付きなど種類によって特徴が異なるため、身体状況や生活環境に合ったものを選ぶことが重要です。専門職に相談しながら選ぶことで、転倒予防や自立した生活の維持にもつながるでしょう。