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2026/04/12
コラム

【入居後の選挙】老人ホームに入居しても投票はできる?

【入居後の選挙】老人ホームに入居しても投票はできる?

老人ホームに入居すると、「選挙に行けなくなるのでは?」と心配する方もいるかもしれません。しかし、日本では高齢者が施設に入居していても投票する権利は守られており、いくつかの方法で投票することが可能です。この記事では、老人ホーム入居後の選挙参加の仕組みや投票方法、注意点をわかりやすく解説します。

老人ホームに入居していても投票することは可能

結論からいうと、老人ホームに入居していても選挙で投票することは可能です。

日本では、選挙権は年齢などの条件を満たせば誰にでも保障されており、施設に入居したことだけで失われることはありません。実際には、体調や移動の制限などにより投票所へ行くことが難しいケースもありますが、その場合でも別の方法で投票できる制度が整えられています。

こうした「選択肢がある」ということを知っておくだけでも、ご本人の意思を尊重しやすくなり、本人の希望や状態に応じて安心して選挙に参加できる環境づくりにつながります。

老人ホームで投票できる「不在者投票」という制度

老人ホームで最も一般的な投票方法が「不在者投票」です。

これは、都道府県の選挙管理委員会から指定を受けた施設であれば、施設内で投票できる制度です。入居者が「投票したい」と申し出ると、施設側が選挙管理委員会へ投票用紙を請求し、施設内で投票を行う流れになります。

この方法であれば、外出が難しい方でも安全に投票が可能です。また、施設職員のサポートを受けながら手続きを進められるため、投票に伴う身体的な負担も軽減することが可能です。

ただし、すべての施設が対象ではなく、「指定施設」である必要がある点には注意が必要です。入居先の施設が該当するかどうかは事前に確認しておくと安心です。

投票方法は施設によって異なる場合もある

施設では不在者投票を行っていない場合にも、状況に応じていくつかの投票方法があります。

例えば、身体状況が比較的安定している方であれば、必要に応じて家族や職員の付き添いのもと「期日前投票所へ行く」ことが第一の選択肢としてあがります。

ただし、老人ホームなどに入居されていて、その施設に住民票を移していない場合には、住民票のある投票所に行く必要があるため、移動の負担が大きくなる可能性があります。

そうした場合には滞在先の選挙管理委員会での「不在者投票」という方法があります。住民票のある市区町村以外の場所でも投票できる仕組みで、事前に請求すれば、滞在先の市区町村の選挙管理委員会で投票が可能になります。

また、一定の条件を満たす場合には「郵便等による不在者投票」という方法もあります。

郵便投票は、要介護5の方重度の障害がある方など、一定の条件を満たす場合に利用でき、自宅や施設から外出せずに投票が可能です。ただし、事前に証明書の申請が必要となるため、早めの準備が重要です。

このように、体の状態や生活環境に応じて選択肢が用意されているため、「施設に入ったら投票できない」ということはありません。実際には、事前の申請や準備が必要になるケースもあるため、早めに施設や自治体へ相談することが大切です。

まとめ

老人ホームに入居していても、選挙で投票することは可能です。施設が不在者投票の指定施設であれば、施設内で投票することもできます。住民票の所在地や施設の対応によって投票方法が変わるため、入居前や選挙前に確認しておくと安心です。制度を理解することで、高齢者も安心して選挙に参加できます。