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2026/03/25
コラム

親の介護が始まる前に知っておきたい|介護保険の自己負担割合はどう決まる?

親の介護が始まる前に知っておきたい|介護保険の自己負担割合はどう決まる?

介護保険を使うとき、実はサービス費用の全額を国や自治体が負担してくれるわけではありません。「自己負担割合」という仕組みがあり、収入によって1〜3割の自己負担が決まります。この記事では、どうやって割合が決まるのか、制度の仕組みをわかりやすく解説します。

介護保険の自己負担割合とは?

介護保険制度では、介護サービスを利用するときにかかる費用のうち、一定の割合を利用者自身が負担します。これを「自己負担割合」と呼びます。公的な介護保険がサービス費用の大部分を負担する一方で、利用者は残りの1〜3割を負担する仕組みです。例えば、デイサービスの利用料が10,000円の場合、自己負担が1割なら1,000円、3割なら3,000円を支払うことになります。

自己負担割合が決まるしくみ

自己負担割合は主に「収入(合計所得)」と「世帯の状況」によって決まります。多くの方は65歳以上の第1号被保険者で、前年の収入を基準として判定されます。基本的に所得区分に応じて、非課税世帯は1割、一般所得者は2割、現役並み所得者は3割負担となります。

例えば、単身世帯で所得が一定の金額以下であれば1割負担になりますが、所得が増えると2割・3割に区分されます。世帯人数や年金など収入の状況によっても判定が変わるため、同じ収入でも状況によって負担割合が異なるケースがあります。

負担割合は毎年見直され、「負担割合証」という通知書市区町村から送られてきます。サービスを利用する際には、この「負担割合証」と介護保険証を事業者に提出します。

なぜ負担割合があるのか?仕組みの背景

介護保険制度は、国民全体で支え合う仕組みです。40歳以上のすべての人が保険料を払い、国と自治体の公費も加わり財源が成り立っています。サービス利用者全員を無償にしてしまうと、制度の持続可能性が損なわれるため、自己負担割合という形である程度の費用を利用者に負担してもらう仕組みが取られています。

負担割合は、単に収入だけを見るのではなく、社会全体のバランスも考慮されています。そのため、同じ収入でも世帯構成によって1割・2割・3割のどれに当てはまるかが変わることがあります。また、1割負担が原則とは言え、最近の制度改正では2割負担の対象が広がる議論もあり、今後の動向にも注目が集まっています。

まとめ

介護保険の自己負担割合は、利用する人の収入や世帯状況を基に1〜3割で決まる仕組みです。利用者負担を抑えるための制度や見直しもあり、毎年の負担割合証で確認が必要です。自己負担額の理解は、将来の介護計画や施設選びの際にも役立ちます。