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2026/03/13
コラム

夫婦で同じ老人ホームに入れないケース

夫婦で同じ老人ホームに入れないケース

老後も夫婦で一緒に暮らしたい」と考え、夫婦で同じ老人ホームへの入居を希望する方は多くいます。しかし実際には、介護度の違いや施設の設備、医療体制などの理由から、夫婦でも同じ施設に入れないケースがあります。本記事では、夫婦で同じ老人ホームに入れない主な理由と、入居前に知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。

夫婦部屋がある施設は意外と少ない

老人ホームの中には、夫婦で同じ部屋に住める「夫婦部屋」や「二人部屋」を用意している施設があります。しかし、すべての施設にあるわけではありません。

特に公的施設である特別養護老人ホーム(特養)介護老人保健施設(老健)などは、基本的に個室や同性多床室が中心で、夫婦部屋が設けられていない場合が多いとされています。

また、夫婦部屋がある施設が見つかった場合も、数が限られているために空室がないために入居できないことも珍しくありません。施設によっては夫婦部屋が1〜2室しかないケースもあります。

そのため、夫婦で同じ部屋に入居したい場合は、次のような施設が主な候補になります。

介護付き有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム
サービス付き高齢者向け住宅

夫婦の介護度が違うと入居できないことがある

夫婦で同じ老人ホームに入れない理由として多いのが、介護を必要とする度合い「介護度」の違いです。老人ホームにはそれぞれ、入居受け入れの対象とする介護度が決められています。

例えば、

自立や要支援の方向けの施設
要介護者向けの施設
認知症の方向けの施設

など、施設ごとに入居条件が異なります。

そのため、「妻は自立しているが、夫は常に介助が必要」といった介護度に差が大きい場合や、 夫婦ともに身体機能は自立しているが、妻のみ認知症がかなり進行している」といったケースでは、必要となるケアに違いがあるため、同じ施設では対応できないことがあります。

また、特別養護老人ホーム原則として要介護3以上が入所対象となるため、夫婦のどちらかが自立や要介護2以下の場合、夫婦での入居が難しくなるケースもあります。

このように、夫婦であっても必要な介護サービスが異なれば、適した施設にも違いがあるということを念頭に置く必要があります。

医療体制が入居のハードルになることも

医療対応の有無の問題もあります。どちらか一方に医療ケアが必要な場合、そのケアに対応できる施設は限られてしまいます。代表的な医療ケアには次のようなものがあります。

●インスリン注射
●点滴
●経管栄養
●在宅酸素療法

こうした医療ケアの有無によって入居できる施設が変わるため、夫婦で同じ施設を選ぶのが難しくなることがあります。

こうした問題は入居時だけではなく、夫婦で入居した場合でも入居後に同様の問題が発生する可能性があります。入居後にどちらかの介護度が上がる、または、医療対応が必要になることによって、今いる施設では十分なケアや安全性が担保されないとなれば、一方だけが転居が必要になるという可能性もあります。そのため、入居時だけでなく、将来の健康状態の変化も考えて施設を選ぶことが大切です。

まとめ

夫婦で同じ老人ホームに入れない理由には、夫婦部屋の少なさ、介護度の違い、費用や医療体制などさまざまな条件があります。夫婦入居を希望する場合は、現在の状態だけでなく将来の介護や医療の変化も考えながら施設を選ぶことが重要です。早めに情報収集や見学を行うことが、後悔しない施設選びにつながります。