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2025/08/01
コラム

【はじめての介護】どこに相談すればいい?相談窓口の種類と利用方法を解説

【はじめての介護】どこに相談すればいい?相談窓口の種類と利用方法を解説

初めて介護が必要になったとき、「何から手を付ければいいかわからない」と戸惑う方は多いものです。介護に関する不安を解消するためには、頼れる相談窓口を知り、最適なサポートを選ぶことが重要です。この記事では、公的機関や民間・施設の相談窓口を紹介し、利用方法をわかりやすく解説します。

地域包括支援センター:介護の玄関口として

介護に直面したとき、最初に頼るべきなのが「地域包括支援センター」です。これは全国の市区町村に設置されており、高齢者の暮らし全般に関する相談が可能な公的機関です。

どんな相談ができる?
  • 要介護認定の申請サポート

  • 介護サービスやケアマネジャーの紹介

  • 認知症や見守り体制に関する相談

  • 虐待・権利擁護・成年後見制度の相談

保健師社会福祉士主任介護支援専門員などの専門性の高い職員が常駐しているので、困っていることに対してどこに相談すべきか、どんなサービスを利用できるのかなど、必要なサービスに繋がるためのアドバイスがもらえます。

 地域包括支援センター以外の相談先も活用しよう

地域包括支援センター以外にも、目的に合わせた相談窓口があります。状況に応じて適切な機関を使い分けましょう。例えば「いずれ施設入所を検討したい」「医療と介護の調整を頼みたい」といったニーズがあれば、それぞれに特化した窓口が役立ちます。

窓口の種類 内容・特徴
市区町村役場(高齢者福祉課) 介護保険認定申請、福祉サービス助成、減免制度など
介護施設の相談窓口 入所・通所の相談、見学予約
医療機関(地域連携室) 退院後のケア計画、在宅医療・訪問看護連携の相談
社会福祉協議会 ボランティア紹介、生活支援、権利擁護関連相談
民間介護相談サービス 無料・オンライン対応もあり。保険や住宅改修など幅広く対応

スムーズに相談するための準備とコツ

介護相談をする際に、いくつかの情報を整理をして伝えられるようにしておくと、スムーズにやり取りが可能になります。

事前に整理すべき情報
  • 本人の健康状態や必要とする介護(認知症、日常生活の困難さ等)

  • 家族構成やサポートが可能な人の状況

  • 希望する介護の形態(在宅・施設・通所など)

  • 経済的状況や負担感

相談する時のポイントとしては、一度で解決しようとせず、まずは選択肢を増やすためのアドバイスをもらうつもりで相談すると良いでしょう。また、相談時には客観的な情報だけではなく、「大変さ」や「不安に思うこと」など、家族が感じている思いについても伝えると、抱えている困難さがどこにあるのか、そのために必要な解決策はなにかを導き出すきっかけになります。相談員は専門家ですので、整理できていない気持ちも含めて現状を伝えることが大切です。

まとめ

介護の不安は決してひとりで抱える必要はありません。地域包括支援センターをはじめ、市区町村役場、施設、医療機関、民間窓口など、多様な相談先があり、目的に応じて選べます。「まだサービスを利用するのは早いかもしれない」、「何からして良いか分からない」など、様々な思いから躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、まずは気軽に相談から始めて、安心できる介護生活への第一歩を踏み出しましょう。