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2025/07/29
コラム

介護施設でのボランティア活動とは?

介護施設でのボランティア活動とは?

介護施設では多くのボランティアが活躍しています。レクリエーションの支援や傾聴、園芸、掃除など活動内容はさまざま。自分の得意なことを活かして社会と関われる貴重な場でもあります。本記事では、介護施設でのボランティア活動の種類や手続き方法を詳しく紹介します。

ボランティアの種類と具体的な活動内容

介護施設で行われるボランティア活動は、職員の業務補助だけでなく、入居者とのふれあい生活の質(QOL)向上にも大きく寄与しています。

以下は代表的なボランティアの種類とその内容です。

種類 主な活動内容
レクリエーション支援 体操・音楽・手芸・ゲームなどによる利用者との活動
傾聴ボランティア 利用者の話を丁寧に聴き、精神的な安心感を提供
園芸・花壇の手入れ 季節の植物の手入れや花の植え替えなど
行事・イベントの補助 夏祭り、敬老会、誕生日会などでの設営・運営支援
娯楽提供型 楽器演奏、紙芝居、マジック、絵画指導など
スキル提供型 ネイル、ハンドマッサージ、アロマテラピーなど

 

特に高齢者施設では、入居者の社会的つながりを保つことが大切とされており、ボランティアの存在が心の支え生活の楽しみになっているケースも多くあります。

活動を始めるには?申し込みから実施までの流れ

介護施設でボランティアを行うには、事前の申し込みや打ち合わせが必要です。個人での参加はもちろん、学生や地域団体企業のグループでの参加も可能です。

一般的な流れは以下のとおりです。

  1. 情報収集・施設への連絡

    • 各施設のホームページや市区町村のボランティアセンターを通じて情報を収集

    • 興味のある施設に直接連絡して、受け入れ状況を確認

  2. 面談・登録

    • 担当職員との面談を行い、活動内容・時間・頻度をすり合わせ

    • ボランティア登録カードの提出や同意書への署名を求められることも

  3. 活動前の情報収集

    • 利用者への接し方、守秘義務、感染症対策などの注意事項を耳前に聞き取り

    • 初回参加時は職員が同行することが多い

  4. 実際の活動へ参加

    • 定期的に活動する場合は、スケジュールの調整報告書の提出が求められることも

また、施設によってはボランティア保険の加入(年間数百円)を推奨・義務付けている場合もあります。これは、活動中の事故やけがに備えるもので、地域の社会福祉協議会を通じて加入可能です。

活動を継続するための心構えとマナー

介護施設でのボランティア活動は、利用者と直接関わる機会が多いため、思いやりと責任感をもって取り組むことが重要です。以下のような心構えとマナーを大切にしましょう。

継続性を意識する

  • 単発の活動も歓迎されますが、継続的に関わることで信頼関係が深まる

  • 無理のない範囲で定期的な参加を心がけると、施設側も受け入れやすい

利用者への配慮

  • 利用者が、気分や体調に波があることへの理解と配慮

  • 「話しかけ方」や「距離感」に注意し、尊厳を大切にする対応

職員との連携

  • 職員の利用者さんへの意向や思いに沿って実施する

  • 指示がある場合は素直に従い、不明点はすぐに確認することが大切

また、活動後の振り返りや記録を行うことで、次回の改善や利用者への理解が深まり、質の高いボランティア活動につながります。

まとめ

介護施設でのボランティア活動は、施設や利用者にとって大きな支えとなるだけでなく、参加者自身にも学びとやりがいをもたらします。活動の種類は多様で、自分の得意分野を活かすことも可能です。興味を持ったら、まずは施設に問い合わせてみることが第一歩。地域や人とのつながりを育む貴重な体験となるでしょう。