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2025/06/29
コラム

高齢者は風邪予防が大切|注意すべき症状や対策方法を解説

高齢者は風邪予防が大切|注意すべき症状や対策方法を解説

高齢になると免疫力が低下し、風邪が重症化しやすいです。特に、冬場や季節の変わり目は注意すべきで、日常の小さな変化が健康状態に大きく影響を与えることもあります。本記事では、高齢者が風邪に気をつけるべき理由や早期に気づくための症状、予防方法について解説します。

高齢者が風邪に気をつけるべき理由

高齢者にとって風邪は、若年層よりもはるかに大きなリスクとなります。本章では、高齢者が風邪に気をつけるべき理由について解説します。

風邪をひきやすく長引きやすい

高齢者は免疫力が低下しているため、風邪のウイルスに感染しやすく治りも遅くなりがちです。一度こじらせると、長期間体調不良が続くこともあります。

重症化しやすい

年齢とともに、呼吸器機能が衰えており、風邪から肺炎などの合併症を引き起こすケースが少なくありません。軽い症状でも、注意深く観察しましょう。

合併症を起こしやすい

糖尿病や心疾患、高血圧などの基礎疾患を抱える高齢者は、風邪によってそれらの病気が悪化する場合もあります。結果として、入院や長期療養が必要になるリスクが高まります。

風邪の可能性がある症状

風邪の症状は多岐にわたりますが、特に高齢者においては、本章で解説するような症状が見られることがあります。

食欲が低下している

風邪の初期段階では、微熱やだるさによって食欲が落ちることがあります。普段より食事量が減っている場合は、体調の変化を疑いましょう

せきや痰が多い

乾いたせきや痰の増加は、肺炎や気管支の炎症のサインかもしれません。特に夜間のせきが続くようであれば、注意が必要です。

寝ている時間が長い

急に横になる時間が増えたり、起きている時間が極端に短くなったりする場合、風邪をひいている、あるいは風が悪化している可能性があります。生活リズムの変化は、重要なサインです。

高齢者の風邪を予防する4つの方法

風邪を未然に防ぐためには、日常生活の中でできる予防対策を習慣にすることが効果的です。本章では、高齢者の風邪を予防する方法を4つご紹介します。

➀うがい・手洗い・マスクを徹底する

風邪ウイルスは、口や鼻から体内に侵入します。帰宅時の手洗いやうがい、外出時のマスク着用は基本ですが、習慣化することで大きな予防効果が得られます。

②適度に運動する

適度な運動を行い筋肉を動かすことで体温を高め、免疫力を維持する効果が期待できます。無理のない範囲で、毎日行うことが大切です。

③栄養バランスの良い食事を摂る

タンパク質やビタミンを意識して摂ることで、体の防御機能を高められます
食が細くなっている場合は、少量でも栄養価の高い食品を工夫して取り入れましょう。栄養補助食品を利用するのもよいでしょう。

④適切な室温・湿度管理

部屋の温度は20~24℃湿度は40~60%に保つと快適です。加湿器やヒーターを利用し、体温の管理をしましょう。

⑤予防接種を受ける

インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなどは、風邪による重症化を防ぐ有効な手段です。毎年の接種や定期的な検診とあわせて、検討しましょう。

まとめ

高齢者にとって風邪は、放置できない健康リスクのひとつです。免疫力の低下や基礎疾患の悪化を防ぐためにも、日常生活での予防対策を徹底し、初期症状を見逃さないことが重要です。うがいや手洗いだけでなく、栄養や運動、ワクチンの接種などの複合的な取り組みで、風邪に負けない体づくりを目指しましょう。

老人ホームでは、看護師や介護スタッフが常に入居者の健康状態を見守り、風邪などの小さな体調変化も見逃さずに対応しています。ご家族だけでは不安な健康管理も、専門家のサポートがあることで安心して過ごせるでしょう。「ケアまど 老人ホーム紹介センター 有松相談所」では、こうした安心のサポート体制が整った施設をご紹介しています。安心の暮らしをサポートするパートナーとして、ぜひご活用ください。”介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所”