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2025/03/15
コラム

地域包括支援センターとは?役割や利用方法をわかりやすく解説します

地域包括支援センターとは?役割や利用方法をわかりやすく解説します

高齢者が安心して暮らせるように支援する「地域包括支援センター」は、介護に関する相談窓口として、どのような役割を担っているかご存じでしょうか?本記事では、地域包括支援センターの役割や利用方法について解説します。

地域包括支援センターとは

地域包括支援センターは、高齢者の暮らしを地域でサポートするために作られた拠点です。
高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、介護・福祉・医療・生活支援の総合相談窓口として、各自治体に設置されています。専門職(社会福祉士、ケアマネージャー、保健師など)が在籍しており、高齢者やその家族が抱えるさまざまな課題をサポートします。

居宅介護支援事業所との違い

居宅介護支援事業所は、要介護1以上の高齢者を対象にケアプランの作成や、介護サービスの調整、対象者個人に対する支援を中心に行います。一方、地域包括支援センターは、地域に暮らす高齢者全員を包括的に支援し、介護予防や生活支援など幅広く対応します。

地域包括支援センターの利用条件

地域包括支援センターは、原則として対象の地域に在住の65歳以上の高齢者やその家族が利用できます。介護が必要かどうかに関係なく、健康維持や生活支援に関する相談も可能です。高齢者支援の活動に関わっている方も主な利用対象者になります。

地域包括支援センターの4つの役割

地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、さまざまな支援を提供しています。本章では、センターが担う4つの主要な役割について解説します。

総合相談・支援

高齢者本人や家族からの相談を受け状況把握を行った後、介護、医療、福祉、生活全般に関する助言や情報提供を行います。

介護予防ケアマネジメント

要支援認定を受けた高齢者を対象に、介護を必要とする状態に進行しないよう予防的な支援を行い、自立した生活をサポートします。

権利擁護

高齢者が不当な扱いを受けたり、詐欺や虐待に遭ったりしないよう、権利擁護のための相談を受け付けています。また、虐待防止や成年後見制度の活用支援を行い、高齢者が安心して生活できる環境を整える役割を担います。

包括的・継続的ケアマネジメント

地域の医療機関や介護事業者、公的機関と連携・調整し、必要な支援が継続的に提供されるよう高齢者を支援します。

地域包括支援センターの相談事例

地域包括支援センターに寄せられる相談事例をご紹介します。

<地域包括支援センターの相談事例>
・介護が必要になったが、何から始めればよいかわからない
・一人暮らしの親の見守りサービスを知りたい
・認知症の家族に適した支援を受けたい
・悪質な訪問販売の被害に遭ったが、どう対応すればよいか

地域包括支援センターの利用方法

地域包括支援センターの利用時は、次の流れで相談が可能です。

1. 来所または電話相談
センターに直接訪問するか、電話で相談を申し込めます。

2. 自宅訪問・本人との面談
地域包括支援センターに在籍している保健師・看護師・主任ケアマネージャー・社会福祉士・介護支援専門員の中から担当者が自宅を訪問し、本人や家族と面談を行います。

3. 必要なサービス、事業所の紹介
面談後、必要に応じて介護保険の申請手続きを行います。また、適切な介護サービスや支援機関の情報を提供します。
本人の状況に応じて、成年後見人制度や認知症相談窓口などの専門機関との連携を取ります。

まとめ

地域包括支援センターは、高齢者の生活を支える重要な相談窓口です。介護や生活するうえで困ったことを気軽に相談することで、適切な支援を受けられます。

名古屋市有松は落ち着いた街並みに加え、地域包括支援センターが高齢者の支えとなり、安心して暮らせる環境が整っています。有松で老人ホーム選びにお悩みの方は「介護の窓口【ケアまど】老人ホーム紹介センター 有松相談所」へご相談ください。専門スタッフが一人ひとりのお悩みに寄り添い、最適な支援を受けられるお手伝いをいたします。”介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所”