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2024/12/24
コラム

死生観とは?死ぬ前に考えておきたいことを解説

死生観とは?死ぬ前に考えておきたいことを解説

「死生観」とは、自分の「生」と「死」に対する考え方や価値観のことです。人生の最期と向き合ううえで、あらかじめ死生観を持つことは大切です。本記事では、死生観の意義と、人生の最期を迎える前に考えておくべきことについて解説します。

死生観とは?

死生観とは、生と死に対する考え方や価値観のことです。これは、人生の最期を迎える際に意識されることが多く、個人の生き方や死に対する態度に影響を与えます。死生観は宗教から影響を受ける人が多く見られますが、無宗教の人が多い日本においては、宗教の影響を受けにくいと言えます。

死生観を持つことによるメリット

死生観を持つことで、以下のような効果が期待されます。

・死に対する恐怖心が軽減する
死についての考えが定まると、最期に対する漠然とした不安や恐怖が和らぎます。

・人生を見つめ直すきっかけになる
自分自身の価値観や信念を再確認することで、日々の生活に対する意欲や充実感が高まります。特に看取り介護などでは、患者自身が自分の人生を振り返り、その意味を見出すことが重要です。

・より良い最期を迎えられる
自分の望む最期を意識し、そのための準備を進められるため、納得のいく最期を迎えられるでしょう。

死ぬ前に考えておきたいこと

人生の最期に向き合うとき、自分の望む最期を考えて、家族や医療関係者と共有しておくことが大切です。本章では、具体的に以下のポイントについて考えてみましょう。

最後を迎えたい場所

最期の場所については、自宅や病院、介護施設、ホスピスなどがあります。自宅は家族に見守られ、慣れ親しんだ環境で精神的に安らぎやすい一方、医療支援が十分ではないこともあります。病院では医療の専門家が常駐し、緊急時の対応が可能ですが、家族が常にそばにいるとは限りません。

介護施設は、介護サポートやほかの利用者との交流があり、孤独を感じにくい環境です。ホスピスは痛みを和らげ、穏やかに最期を迎えるためのケアが充実しています。

尊厳死について

尊厳死は、延命治療を行わず自然な死を迎えることです。これは、特に病気や苦痛が続く場合に、自分の意思で生を終える選択肢として注目されています。尊厳死を選択する際は、自分自身の価値観や信念、周囲とのコミュニケーションが重要です。医療従事者との相談や法的な手続きも必要になるため、事前にしっかりと準備しておく必要があります。

死ぬ前にやりたいこと

人生の最期に向けて、やりたいことをリスト化してみましょう。やり残したことに向き合い、今からでも実践できることを積極的に取り組むことで、充実した気持ちで最期を迎えられるようになります。

身元引受人

身元引受人は、身柄を引き取り責任を持つ人のことで、法的な用語ではありません。その役割や責任は、身元引受人を立てることを求める施設・組織側が定めます。医療機関や介護施設へ入院・入所の際に身元引受人を立てる場合は、多くの場合は親族が務めますが、近年では身元引受を専門とする民間団体も増えています。いざというと時に備え、事前に誰に引き受けてもらうかを決めておくと、身寄りのない方や近しい親族がいない方の最期に対する不安の軽減につながります。

まとめ

死生観を持つことは、自分の人生の価値を見つめ直し、最期に備えるうえで非常に重要です。死ぬ前に考えておくべきことを整理し、望む最期を迎えるための準備を進めておくことで、安心して人生をまっとうできるでしょう。家族や専門家と話し合いながら、自分らしい最期を計画してみてください。

2024年10月下旬、名古屋市有松で、歴史あるまちなみが竹あかりに彩られる「有松ミチアカリ」が開催されました。地域のボランティアや学生が協力して作り上げる幻想的な光景は、命や自然のつながりを感じさせ、自分の生き方や最期について考える機会にもなります。名古屋市有松の「ケアまど」老人ホーム紹介センターでは、安心できる住まい探しをお手伝いしておりますので、ご不明な点があればぜひご相談ください。”介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所”