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2024/09/03
コラム

老人ホームでの高齢者虐待を防止するには?国や地方自治体による取り組みも解説

老人ホームでの高齢者虐待を防止するには?国や地方自治体による取り組みも解説

高齢社会が進行するにつれて、介護が必要な状態になる高齢者は増加傾向にあります。それに伴い、「高齢者虐待」の問題が深刻化しています。

高齢者虐待は、自宅、施設、病院など場所を問わず起きているのが特徴です。

本記事では、老人ホームでの虐待防止についての具体的な方法や、国や地方自治体の取り組みについてみていきましょう。

老人ホームで起こりうる高齢者虐待とは

老人ホームで発生しうる高齢者虐待には、5種類があります。これらの高齢者虐待の報告数は増加傾向にあります。高齢者の心身に深刻な影響を与えるため、施設側の予防対策が重要です。

・身体的虐待
・心理的虐待
・介護等放棄
・経済的虐待
・性的虐待

老人ホームでの高齢者虐待を防止する方法

老人ホームでの高齢者虐待を防ぐためには、施設内での取り組みが欠かせません。本章では、老人ホームで行われてる具体的な防止策を紹介します。

職員のストレスケアを行う

職員のストレスは高齢者虐待の原因となりうるため、定期的なストレスチェックやカウンセリングの導入が重要です。職場環境の改善や休暇の適切な取得を促すことで、職員の心身の健康を守れます

高齢者虐待防止の研修を行う

職員に対して、定期的に高齢者虐待防止の研修を開催する施設もあります。虐待の兆候を早期に察知し、適切に対応するための知識とスキルを習得させることで、未然に高齢者虐待を防げます。

高齢者虐待防止マニュアルを作成する

施設内で統一された対応ができるように、高齢者虐待防止マニュアルを作成します。このマニュアルには、虐待が疑われる場合の対応方法や予防のための手順が含まれます。職員全員がマニュアルを熟知し、日常業務に活用することが求められます。

高齢者虐待の報告窓口を設置する

高齢者虐待が疑われる場合や職員が不適切な対応をしている場合には、すぐに報告できる窓口を設置することが重要です。匿名での報告が可能な体制を整えることで、問題の早期発見と対応につながります

国や地方自治体による高齢者虐待防止への取り組み例

国や地方自治体も、高齢者虐待防止に向けたさまざまな取り組みを行っています。本章では、国・地方自治体で取り組まれている代表的な施策を紹介します。

専門職チームの派遣

専門職チームを派遣することで「虐待のつもりはなかった」という認識のズレを解消し、高齢者虐待を未然に防ぐことに繋がります。また弁護士や社会福祉士による定期的な研修を通じて、職員は正しい知識を身につけ具体的な対応策を学べます

立入り調査の実施

虐待に関する通報があった場合、市町村は都道府県と協力し、虐待の兆候や問題点を確認し、高齢者虐待防止法や介護保険法に基づいて、施設への立ち入り調査など必要な措置を講じます

関係機関や民間団体との連携

地方自治体は関係機関や民間団体と連携し、地域全体で高齢者虐待の防止に取り組んでいます。地域のコミュニティとの連携を強化することで、虐待の早期発見と対応がより迅速かつ効果的に行われます。

まとめ

老人ホームでの高齢者虐待を防止するためには、職員の教育やストレスケアの充実、報告体制の強化が不可欠です。また国や地方自治体による取り組みとも連携し、地域全体で虐待防止に努めることが求められます。

有松エリアを含む名古屋市緑区は、歴史的な町並みがあり、「有松絞り」や「有松旧街道」といった伝統の技術・風景が魅力のひとつです。そしてそれらは地元の高齢者が昔から守り続けてきたものです。

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