買い物代行サービスは「足腰が弱くて長く歩けない」「重い荷物を運べない」などの悩みを持つ高齢者にとって、おすすめのサービスです。老人ホームに入居しても、できるだけ自分の希望通りに買い物をしたいと考えていませんか。しかしご家族が遠方にお住まいの方や、身寄りがない方の場合、欲しいものがあっても気軽に購入を依頼することができません。そんな方にオススメのサービスです。

本記事では、老人ホームの買い物代行サービスとは何か、注意点を解説します。

老人ホームの買い物代行サービスとは？

老人ホーム入居者の代わりに、買い物代行サービスのスタッフが買い物へ行くサービスです。まれに施設スタッフが業務の合間をぬって買い物に行ってくれる場合がありますが、ほとんど行えないことの方が多いでしょう。
そのため代行サービスにいくつか依頼先を選択できますが、購入できるものや料金などが異なってきます。

介護保険サービスを利用する

訪問介護サービスでヘルパーに買い物代行を依頼する方法です。ケアプランに基づいてサービスを提供されます。購入できるものが限定されるため、欲しいものがすべて頼めるわけではありません。

家事代行サービスや、生活支援サービスなどを行っている民間企業を利用する

買い物代行を行うサービスを提供している民間企業に依頼するパターンです。物品の購入金額に加え、買い物にかかった時間などが別途料金でかかるため料金がかさむ傾向にあります。

買い物代行ボランティア

市区町村の社会福祉協議会やNPO法人などが行っている代行ボランティアに依頼するパターンです。無償なものもあれば、有償のものもあるため、確認が必要です。

訪問介護サービスで購入できるもの

老人ホームでの買い物代行サービスは、上記の中でも一般的には介護保険の訪問介護サービスを利用し、ケアプランに基づいてサービス提供をします。
ただしその場合、依頼して購入できるものが限定されます。以下の内容で確認しましょう。

生活必需品

日常生活の必需品であれば購入できます。例えば食料品や日常生活で使用するティッシュペーパーなどの消耗品、台所用品などです。たばこやお酒は嗜好品となるため、購入できません。

薬

薬は買い物代行サービスを利用して、病院での「受け取り」のみ可能です。入居者は元々服用している薬があるため、飲み合わせの観点から考えても、自分で薬を購入することはやめましょう。

買い物代行サービスができる老人ホームは限られている

買い物代行サービスは、老人ホームであればどこでも受けられる訳ではありません。そのため買い物代行サービスがあるかどうか、気になる方は入居前に確認しておきましょう。

その他以下のような買い物方法があります。在宅の場合は問題なく利用できますが、集団生活となる施設では難しい場合が多いかもしれません。

外出介助を依頼する

要介護認定を受けている方は介護保険サービスにおいて、訪問介護による外出介助を利用し、買い物先まで付き添いをしてもらうことが可能です。ただし、ご本人が出かけられる状態であることや、外出が許可されている施設でなければいけないため、施設に確認が必要です。

通販を利用する

通販を利用することで、入居者自身が商品を選んで購入できます。インターネットや電話で注文し自室まで配達してもらうことで、足腰の弱い入居者でも安全に買い物ができるため便利です。入居前から通販に慣れておくと、入居後もスムーズに買い物ができます。ただし、施設に荷物が届く場合受け取るのはスタッフです。そのため通販を行ってい良いかについては施設側に確認が必要です。

老人ホームで買い物代行を依頼したい場合は、まず施設に相談を

もし老人ホームで買い物代行を依頼したい場合は、サービスの内容や対応できる条件を提示するため、一度施設に相談してみましょう。老人ホームによっては、外部サービスの受け入れ自体していないケースがあるからです。

まとめ

老人ホームの買い物代行サービスとは、入居者に代わって買い物を行うサービスです。介護保険サービス内で利用する場合、日用品などの生活必需品しか依頼できません。老人ホームの方針に基づいて、買い物代行サービスを利用しましょう。

イオンタウン有松は、介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所から徒歩4分の場所にあります。イオンなど様々な商品が揃っている商業施設に買い物代行を依頼した場合、1か所で全ての商品が揃うため大変便利です。今後「買い物代行を依頼するかもな」と考えている入居者やそのご家族の皆様は、一度買い物をしておくと依頼がスムーズになります。