老人ホームや介護施設に仏壇を持ち込むことはできるのでしょうか？一般的には持ち込みが可能ですが、いくつかの注意すべき点があります。
本記事では、老人ホームや介護施設への仏壇の持ち込みについて、注意点や持ち込めない場合の対処についてご説明します。

老人ホームへの仏壇の持ち込みは可能？

老人ホームに仏壇を持ち込むことが可能かは、施設によって異なるため、入居前に確認が必要です。他の入居者に迷惑がかからない、個室タイプで家具などを持ち込める部屋の場合、持ち込める施設もあるかもしれません。
しかし、家にある仏壇をそのまま持ち込むと、老人ホームに迷惑をかけてしまう可能性があるため、あらかじめ搬入に関して確認しておく必要があります。入居する部屋のスペースにもよりますが、サイズが大きいものは基本的には持ち込めないと考えるのがよいでしょう。

老人ホームに仏壇を持ち込む場合の注意点

老人ホームに仏壇を持ち込む際に注意すべき点についてご説明します。

1：できる限り小さいものにする

入居する部屋の広さにもよりますが、できる限り小さいものを選びましょう。広い自宅なら置けても、個室に置けないサイズの仏壇もあります。老人ホームや介護施設ではプライベートな空間が狭いことが多いため、小さめの仏壇を選ぶのがよいでしょう。

2：線香やろうそくは使用できない

線香やろうそくは誤飲や火事などの事故を防ぐため、持ち込み不可です。そのため、電気線香などを検討しましょう。

3：読経する場合は声を抑える

仏壇に向かってお経を読む場合は、声を抑える必要があります。老人ホームは共同生活の場なので、周りに配慮しましょう。

老人ホームに仏壇を持ち込めない場合はどうする？

入居予定の老人ホームに仏壇を持ち込めない、サイズが大きすぎて無理だったということもあるでしょう。その場合には、仏壇預かりサービスを利用するか、仏壇じまいも検討する必要があります。
きちんと供養して仏壇じまいしてくれるお寺や業者などもあるので、利用してみてください。

また、遺影や位牌、電気線香に飾りなどの小さな小物だけでしたら、施設の棚に置くスペースを確保できます。小さな仏壇セットなども販売されているので、このようなものだったら持ち込みを許可してもらえるかもしれないため、確認してみるとよいでしょう。仏壇を心の拠り所にしている方もいらっしゃるので、慣れない施設入居の際に、一緒に持ち込めると安心される方もいるかもしれません。

まとめ

本記事では、老人ホームへの仏壇の持ち込みについて、注意点や持ち込めない場合の対処についてご説明しました。
仏壇は高齢者の心の拠り所になっている場合もあり、慎重に扱う必要があります。老人ホームに持ち込む場合には、まず持ち込めるかの確認を取り、注意点をよく伺ってから持ち込む準備をするとよいでしょう。

介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所では、施設へ入居する際の希望を必ず伺い、その希望条件を満たす施設を可能な限り探してご提案させていただきます。
持ち込めるものなどについてのご相談やご希望も伺いますので、お気軽にご相談ください。
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