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2024/06/23
コラム

一人暮らしの高齢者は見守りが必要?見守りサービスや制度を紹介

一人暮らしの高齢者は見守りが必要?見守りサービスや制度を紹介

一人暮らしの高齢のご家族がいる場合、心配になることも多いかもしれません。一人暮らしには、万が一の際のさまざまなリスクが伴います。緊急時にすぐ対応できるよう、見守りサービスの利用を検討するのもひとつの手でしょう。そこで今回は、一人暮らしの高齢者の問題点と見守りサービス、制度を解説します。

高齢者の一人暮らしの問題点

近年では、高齢者の一人暮らしも増えてきましたが、高齢者の一人暮らしには特有のリスクが存在します。ここでは、以下の3つの問題点を解説します。

病気や事故の発見が遅れる

高齢者は突然体調が悪くなったり転倒して怪我をしたりするリスクが若者よりも高いです。誰かと同居していれば緊急時も早めに対応できますが、一人暮らしだと発見が遅れる可能性があります。非常に体調が悪い時は、救急車を呼ぶことさえ難しくなるかもしれません。

健康管理が難しい

家族と一緒に暮らしていると、自然と食事の楽しみが増えて、栄養バランスの良い食事が取りやすくなります。一方、一人暮らしだと自炊が面倒になり、栄養バランスの崩れた食事になりやすいです。高齢者が健康的でない食事を取っていると、高血圧や脳梗塞などのリスクが高くなります

社会的に孤立してしまう

社会的に孤立してしまう点も、高齢者の一人暮らしで懸念される点です。積極的にコミュニケーションを取ることができる方ばかりではありません。また、今まで仕事などで人と関わることを続けてきた人でも、退職後は人に会うことが少なくなり、そのまま閉じこもってしまうということもあるようです。人との関わりが少ないと認知症になりやすく、発症後も発見されにくくなります。地域社会から孤立すると、犯罪に巻き込まれたり災害が起きたりした時も頼れる人がいないなど、対応が難しくなります。

一人暮らしの高齢者の見守りサービス・制度

高齢者の一人暮らしには多くのリスクがあるとはいえ、事情により一人で暮らさざるを得ないケースも多いです。そこで、近年ではさまざまな見守りサービスや制度が提供されています。ここでは、高齢者の一人暮らしに役立つ以下の7つのサービス・制度を紹介します。

電話・メール型の見守りサービス

スマホにアプリを入れて、日常の動きを見守るサービスもあります。また、テレビや家電製品を使用すると、家族に通知のメールが送信されるサービスも提供されています。

センサー型の見守りサービス

家の中にセンサーを設置し、体温や動きを検知して見守るサービスです。異常が認められると家族に通知されるほか、警備会社のスタッフが駆け付けるサービスを提供しているものもあります

カメラ型の見守りサービス

家の中にカメラを設置し、様子を見守る方法です。カメラを通して随時状況が確認できるため、家族にとって安心感が大きいメリットがあります。通話機能でコミュニケーションを取ることも可能です。

宅配型の見守りサービス

お弁当の配達員や郵便局員が、安否確認を行うサービスです。定期的な宅配物を届けると同時に、高齢者の様子を見守ります。直接宅配訪問し対面するサービスのため、寂しさや心細さの解消にもなるメリットがあります。

訪問型の見守りサービス

訪問の際に、さらに詳細な健康状態や生活の様子を確認する訪問型のサービスもあります。細かな様子も定期的に見守ることで、異変にも迅速に対応できます。

行政の高齢者見守りサービス

地域によっては、行政の高齢者見守りサービスを行っているところもあります。たとえば、自治会による高齢者サロンの運営、クラブ活動などを行う地域もあります。実施していない自治体もあるため、詳しくは市区町村の窓口に確認するようにしましょう。

デイサービス・訪問介護

見守りサービスと主旨は異なりますが、デイサービスや訪問介護の利用には見守りの側面もあります。日頃から接している介護士やヘルパーさんがいれば、異変にも早く気づいてもらいやすいでしょう。

身元保証会社などのサービス

近年、一人暮らしの高齢者が増え続けていることに対し、身元保証会社などがサービスを提供しています。訪問で安否確認をしたり、外出同行などの生活支援をするサービスや、身寄りのない方の身元保証人になるサービスまであります。
介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所は、老人ホーム紹介事業の他に、身元保証サービスと生活支援サービスもご相談承ることが可能です。例えば身寄りはいても遠方や高齢であることが理由により、緊急時に駆けつけることが難しい状況の中、ケアまどの生活相談員が代わりに緊急駆けつけをする生活支援サービスや、施設入居や入院時に求められる身元保証人がいない方の身元保証人となるサービスなどがあります。金銭管理が難しくなってきた方の金銭管理サービスなどもおこなっているので、現状で見守りが必要なお困りのことがありましたらご相談ください。
https://maps.app.goo.gl/AJUA4riWSp5RPk957

老人ホームや介護施設などの高齢者向け住まいへの入居も検討しよう

当面は一人暮らしをしていても、高齢になるにつれて限界が生じる可能性は十分にあります。無理を押して一人暮らしを続け、万が一のことが起きた場合、本人や家族に大きな後悔が残るかもしれません。

そこで、老人ホームや介護施設など、高齢者住まいへの入居も視野に入れることをおすすめします。老人ホームや介護施設では見守りの目があるため、より安全な暮らしを送ることができます

まとめ

高齢者の一人暮らしは、病気や事故の発見が遅れたり、社会的に孤立したりなどのリスクがあります。高齢者の一人暮らしを見守るためのサービスとして、電話・メール型やセンサー型、行政の制度などさまざまなサービスが提供されています。一人暮らしの限界が来る前に、老人ホームや介護施設を検討するのも、安全な暮らしのためには必要でしょう。