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2024/06/20
コラム

老人ホームには何歳から入居できる?平均年齢やタイミング、選び方を解説

老人ホームには何歳から入居できる?平均年齢やタイミング、選び方を解説

老人ホームが高齢者のための住まいであることは知っていても、具体的に何歳から入れるのか、よくわかっていない方も多いのではないでしょうか。老人ホームの入居の目安を知っておくと、費用面でも事前の準備がしやすくなります。そこで今回は、老人ホームの入居の平均年齢やタイミング、選び方を解説します。

老人ホームには何歳から入居できる?

はじめに、老人ホームに何歳から入居できるかについて、以下の3点にわけて解説します。

原則として60歳以上、または65歳以上

老人ホームに入居できる年齢は、60歳以上または65歳以上が原則です。原則60歳以上で入居できる施設は、以下の通りです。

● サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
● 軽費老人ホーム
● シニア向け分譲マンション

65歳になると、介護保険の第一号被保険者になり、介護サービスが受けられるようになります。介護を必要とする以下の老人ホームは、原則65歳以上から入居できます。

● 介護付き有料老人ホーム
● 住宅型有料老人ホーム
● 特別養護老人ホーム
● 介護老人保健施設など

特定疾病に罹患した場合は60歳未満でも入居できる

60歳未満であっても、40歳以上で特定疾病に罹患しており要介護認定されている場合、入居できる施設もあります。特定疾病は、一般的に65歳以上に多く発症する病気であるものの、65歳に満たない年齢層でも発症が認められているもので、罹患率や有病率が加齢と関係するとされる疾病のことです。また、 3~6ヶ月以上継続すると、介護が必要な状態になる可能性が高い病気です。なお、厚生労働省により16種類の特定疾病が定められています。
しかしながら、特定疾病に罹患している場合、ある程度の医療体制が必要であったりなど、設備や人員の整った施設を探すとなると入居できる施設が少ないかもしれません。

老人ホームの入居者の平均年齢は85歳前後

国土交通省が集計した報告書によると、有料老人ホームでは、85歳以上入居者の割合が比較的高い結果となっています。健康面や、歩行機能の悪化が起こりやすい年代のため、老人ホームへの入居を考え始める方が多いことが伺えます。

老人ホームに入居するタイミング

老人ホームに入居する主なタイミングとして、以下の2つが挙げられます。

病院や老健などから退院・退所するとき

病気やけがなどで一時的に病院や老健での療養後、次のステップを考えなければなりません。退院後も医療ケアや介護が必要で、自宅に戻るのが難しい場合に老人ホームへの入居を検討するケースがあります。

在宅介護が難しくなったとき

要介護度が高くなると、家族が在宅ケアすることに限界を感じるケースもあります。近年では、「介護うつ」という言葉も聞かれるようになりました。家族の負担軽減のために、老人ホームへの入居を検討し始めるのもよく見られます。

具体的なものとしては、要介護1になった段階で、老人ホームへの入居を検討するケースが多いです。要介護1とは、排せつや入浴など、部分的介助が必要となる状態です。また、身体は元気でも認知症が進行している場合、要介護1の認定がされるケースがあります。身体が元気な認知症の方の場合、活動を見守る必要があり、家族がつきっきりになることが難しいため、老人ホームを選択することがあります。また、要介護3になると、特別養護老人ホームの入居条件に当てはまることから、そこを皮切りに施設を探し始める方が多い印象にもあります。

老人ホームを探し始めるのは何歳から?

老人ホームは、早いうちに探し始めるのがおすすめです。身体が元気なうちに探せば自身で見学に出向き、じっくり比較検討できます。人気の施設は待機期間が長く、実際に入居が必要な状況になってから探し始めても、希望の施設に入れない可能性もあります。また、今は元気でも思わぬ病気やけがにより、急な介護が必要になることもあるかもしれないため、施設に対してこだわりなどがある方は特に動ける60代後半頃から少しずつ情報収集を始めるのがおすすめです。

しかし、見学から入居まで10年以上のブランクがあると、新しい施設が建っていたり、サービス内容が変わっていたりする可能性も否めません。そのため、定期的に施設の情報をアップデートしていくことも必要となってきます。

まずは相談をして、何歳から入居するかを決めよう

老人ホームを検討する際は、費用や希望するサービス内容など、定めた条件に合った施設を見つける必要があります。老人ホームの紹介窓口などで相談すると、数ある施設のなかから適したものを提案してもらえます。入居する施設や入居時期のおおよその目安がわかると、今後のライフプラン設計もしやすくなるはずです。

名古屋市緑区有松にある介護の窓口【 ケアまど 】 老人ホーム紹介センター 有松相談所にも、「将来に向けて施設探しについて知りたい」といった問合せが多数あります。まずは施設の探し方や施設の違いなどについて、基本的なことから施設相談員より説明をさせていただけます。ゆくゆくの状況によって、どのように施設探しを進めたらよいかの参考になれば幸いです!有松駅から徒歩3分なのでアクセスもしやすいので、相談の際には一度お問い合わせください。
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まとめ

老人ホームに入居できる年齢は、一般的には60歳以上、または65歳以上です。実際に入居する方の平均年齢は、85歳前後といった調査結果もあります。入居を決めるタイミングとしては、病院や老健などから退院・退所するとき、在宅介護が難しくなったときなどが挙げられます。満足のいく施設選びをするためには、早い時期から検討を始めることが大切です。