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2024/04/12
コラム

費用の差で何が変わる?老人ホームの利用料金に差がある理由

費用の差で何が変わる?老人ホームの利用料金に差がある理由

高齢者で介護などが必要になった場合でも、老人ホームや介護施設などに入居すれば、快適に生活することができます。ですが、こうした施設で高齢者が生活するためには、入居をするための費用を自分で用意する必要があります。利用したい施設によって料金も変わり、低額で利用できるものや高額の料金が必要なものなど、さまざまな種類があります。ここでは、施設の利用料金に差がある理由について、解説します。

低額で利用できる施設の理由は?

老人ホームの中には、他の施設と比較して低額で利用できるものもあります。利用料金が安い理由として多いのは、運営している団体が社会福祉法人や医療法人である場合です。これらの法人が運営している施設は、他の事業者が運営している所よりも、安い料金で利用できるところが多くあります。
このような施設の料金が他のところよりも安くできるのは、運営している施設が公共型のため、入居費用などはかからないところや、あったとしても少ないところが多いです。介護保険制度を利用する施設のため、本来施設を利用するために必要な料金の一部は地方公共団体や国から補助されるため、低額で利用ができるといえます。
他には建てられている土地の場所が、利用料金が安価である理由であることもあります。駅から非常に近い場所にある土地に建てられている施設は、土地の価格も高いために利用料もその分高額になることが多いです。駅から離れた場所にある施設は、土地も比較的安いので、コストを抑えることができます。

老人ホームの料金が高額な施設の理由は?

老人ホームによっては、利用料金が高額になることもあります。利用料金が高額になる理由の一つは食事の内容です。食事は入居者に毎日提供しなければいけないものであるので、食費が増えれば利用料も高額になります。
高額な施設では毎日の食事を作るために非常にお金をかけていることがあり、使用する素材も高級なものを選んでいます。調理にも手間をかけているので、その分コストがかかるため、利用料金も高めになります。
各種の設備が充実していることも、老人ホームの利用料金が高額である理由です。そのような老人ホームでは医療サービスが充実していることも多く、こうしたサービスを提供するために人件費も含めたコストが必要になります。医療サービスが充実していれば、看護師や医師などのスタッフが常勤している老人ホームもあるため、もしもの時の安心材料になります。医療以外の施設が充実していることも料金が高い理由で、カラオケやプール、ミニシアターなどの娯楽設備が利用できるところもあります。
また、前述のとおり駅などが近く便のよい場所や地域も、高額にある理由のひとつです。

利用料金に差がつくポイントは?

老人ホームの利用料金に差がつくポイントはいくつかあります。利用料金を支払う時に前払いしなければいけない金額があるかどうかも、料金に差がつくポイントです。高級な老人ホームに入居する場合、100万円以上の金額を前払いしなければいけないこともあり、さらに高級なところならば1000万円以上の前払い金が必要になることもあります。
利用料金の中でも特に割合が多い管理費用家賃の金額も、利用料金に差がつくポイントです。管理費用や家賃が高額になることが多いのは、立地条件が良い場所に建てられている老人ホームです。利用する居室の種類によっても料金は変わり、相部屋よりも個室の方が料金が高額になることが多いです。管理費は設置されている設備の種類により変わることもあり、快適に暮らすために役立つ多くの設備があるところは、その分管理費も高額になります。スタッフの数によっても利用料金に差がつくことがあり、多くのスタッフを配置しているところは、その分人件費も高額になります。

今回のまとめ

老人ホームはそれぞれ利用料金が異なります。比較的低額で利用できるところもあれば、入居するために高額の費用が必要になるところもあります。料金の違いによって、受けられるサービスの違いや利便性などがみえてきます。準備できる入居費用は人それぞれです。無理なく費用が出せる施設に入居するために、施設の料金の違いについて理解しておくとよいかもしれません。