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2024/03/28
コラム

老人ホームから電話連絡や呼び出しがあるのはどんな時?

老人ホームから電話連絡や呼び出しがあるのはどんな時?

老人ホームや介護施設に入所をしてからでも、ご家族に電話連絡や呼び出しが来ることは良くあることです。全てを老人ホーム側に任せるのではなく人命に係わる問題や、ご家族と話し合いが必要であったり、後のトラブルを回避するために電話連絡が来ることが前提です。老人ホーム側とご家族側の双方が上手くコミュニケーションをとることで安全性を守ることができ、同時に快適性を得られるものなので、協力をし合おうという心構えも必要になります。

入居者の体調が悪い時に必ず電話連絡がある

高齢になると、前日までは元気だったとしても急に調が悪化してしまうことは少なくはありません。老人ホームでは介護士や看護師が在籍していても、そのままでは問題があると判断した際にはご家族へと電話連絡をすることが基本です。たとえば病院へと緊急搬送されてしまえば、当然ながらご家族への電話連絡は必須になり、何らかの治療や手術が必要とされた場合は、ご家族の判断が求められるものです。他人を預かっている以上、老人ホーム側で勝手な判断は行えないので、少し面倒に感じてしまってもご家族が対応をすることはかなり重要です。逆に電話に出ることができなかったとしても、老人ホーム側は情報共有できるまで報告を行うので安心です。

日用品の購入の確認の時に電話で相談がある

老人ホームに入所している高齢者でも、自費にて日用品の購入を行うことは可能とされています。持ち込み禁止の物品でなければ大体は認められ、老人ホームの中には売店を完備している場合もあります。一方で売店ではなくスタッフに依頼して買い物するような場合、購入する物品が高額品であったり、本当に必要なのか判断することができない場合は、ご家族へと電話で相談されることが多いものです。と言うのも、本人が正しい判断が出来ていない可能性があることや、高額品の場合は後からクレームの対象になる可能性もあり、入所している高齢者の資産を守るためという理由もあります。ご家族側はこのような物品購入での電話相談が来た際には、購入の可否の判断を施設に伝え、その応えに本人が納得しない場合には、施設を訪れたり本人に電話をして話を聞くなど、断ったことへのフォローをしておくと良いでしょう。

入居者の生活と関係する確認事項がある時に電話がかかってくる

老人ホームは常に安全で快適性を守れるよう配慮をしていますが、入居者の生活と関係する内容次第では確認のための電話がご家族にかかってくる可能性はあります。例えば今までは自力で歩行していたものの、散歩に出掛けることを嫌がるようになり、足腰の筋力に問題が出てしまうと判断された場合、急に食欲が落ちてしまい、見た目も痩せてきているような場合は代表的な事例です。他にも夜間になっても眠ることができずに大きな声を上げてしまうようになったり、イベント開催の時にも以前は笑顔だったものの、急に表情が無くなってしまったなど、少しの体調や表情の変化などの報告電話がかかってくることはありえます。必要があれば面会を依頼されることもあるかもしれません。

今回のまとめ

高齢者になると老人ホームに入所することは安心感を持つことができますが、突発的な病気や怪我、体調不良や食欲不振、高額な買い物を希望するような時には、施設の職員はご家族へと電話連絡をするようにしています。時には電話だけでは解決することができない事例もあるので、その際には本人と面会をして話し合うことと、老人ホーム側のスタッフとの話し合いで解決することはできます。特に人命に係わる病気の場合は、入院が必要とされるので病院側とのやり取りも重要になります。電話の内容に応じて対応がもとめられてくるでしょう。