愛知県名古屋市の老人ホーム・介護施設紹介センターなら介護の窓口ケアまど「ケアまどニュース」ページ

NEWS

2023/10/09
コラム

老人ホームは外出が自由にできる?可否の確認や実行する際の注意点

老人ホームは外出が自由にできる?可否の確認や実行する際の注意点

老人ホームや介護施設に入居中の方が、外出外泊を希望する際、どのような条件手続きが必要なのか、また、何に注意すべきかについて知りたい方も多いのではないでしょうか。外出や外泊が可能な条件、手続き、留意事項などについて、しっかり理解しておくことも大切です。ここでは、老人ホームや介護施設での外出・外泊に関する基本的な情報や、実際に施設外に出る際に気を付けたいポイントを詳しく解説します。

基本的に老人ホームや介護施設の外出は可能

老人ホームや介護施設に入居している方も、基本的には外出や外泊を楽しむことが可能です。ただし、施設ごとに外出や外泊に関するルールや条件が異なる場合があります。例えば、外出の目的や日程場所連絡先などを事前に施設に申請する必要があるケースが挙げられるでしょう。また、特定の状況下で付き添い者の同伴が必要な場合もあります。

外出や外泊は、入居者の心身のリフレッシュや社会参加を支援する素晴らしい機会ですが、安全や健康に気をつけながら計画を立てなければなりません。外出や外泊をする前に、入居している老人ホームや介護施設のガイドラインを確認して、スタッフと連携をとることも大切です。介護度が重い方や健康状態が不安定な方などは、外出・外泊時に特別な配慮が必要な場合もあります。医療用具必要な薬を持参し、体調管理に気を配りながら行動しなければならないケースもあるため、確認が必要です。

介護度が重い場合や体調が悪い場合は個別判断

老人ホームや介護施設に入居している方の中には、介護度が重い方体調が優れない方も少なくありません。また、医師から外出や外泊を控えるよう指示されている場合や、移動手段が確保できない場合などは、外出や外泊が難しい場合があります。このように、入居している方の状況によって、外出や外泊が可能かどうかは個別に判断される可能性もあるのです。

付き添い者が必要など、条件付きで外出や外泊が可能合もあります。特に、転倒リスクがある方や認知症の方は、外出先での怪我や事故のリスクが高まるので、安全確保のために付き添い者が必要です。また、体力面を考えて、外出の時間帯や移動距離に制限がある場合もあります。

介護度が重かったり体調が優れなかったりする場合は、老人ホームや介護施設のスタッフと事前に相談することが大切です。スタッフは、入居者の安全と福祉を最優先に考え、外出計画・外泊の注意点を教えてくれます。外出や外泊の際に、できるだけ快適に楽しむためにも、適切な配慮や計画が必要です。

外出中も老人ホームや介護施設の費用は発生

老人ホームや介護施設に入居している方が、外出や外泊を検討する際、費用についても考慮しなければなりません。通常、老人ホームや介護施設に入居している期間であれば、以下のように、外出・外泊中も一定の費用が発生しますが、費用を請求されないものもあります。

●食事代

食事代については、事前に欠食の届け出をすることで、外出や外泊中に食べなかった分の食費は請求されないようになっています。ただし、キャンセルのタイミングが重要で、施設が指定する期日までにキャンセルしなければ、全額支払わなければならない可能性もあります。

●長期間の外泊の際の料金

1か月以上など長期間の入院や外泊の場合、施設によって一部の費用が減額される場合が少なくありません。ただし、割引の適用条件や割合は、入居している施設によって異なるため、事前に確認することが大切です。長期間の外泊を検討する際には、費用面での施設のルールを予め理解しておくことをおすすめします。また、在宅生活が困難であることを理由に長期入居をしている場合には、そもそも長期間の外泊が認められらない施設もありますので注意が必要です。

●外出・外泊中に発生する費用

外出・外泊中に発生する費用は、入居者の自己負担になることはもちろんですが、介護度の高い方の外出の場合には、車いす移動のため一般的な車やタクシーでは乗降できない場合や、移動や移乗に介助が必要な場合もあります。家族がその対応ができない場合には、介護タクシー自費のヘルパーの手配が必要になることがあります。

今回のまとめ

老人ホームや介護施設に入居している方は、基本的には自由に外出や外泊ができますが、施設によっては条件や制限がある場合が少なくありません。また、介護度が重い場合や体調が悪い場合は、個別に判断される可能性もあります。さらに、外出・外泊中も老人ホームや介護施設の費用は発生しますが、食事代などは減額されることもしばしばです。外出・外泊をする際には、施設の規定を確認し、スタッフと連携して利用することをおすすめします。