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2023/08/17
コラム

共用施設が充実した老人ホームを選ぶことがおすすめ?安全性や清潔感は?

老人ホームや介護施設を選ぶ際には、費用や介護の手厚さの視点から検討するだけでなく、安全で快適に過ごせる環境であるか否かを考慮することが大切になります。老人ホームや介護施設には個人スペースである居室と、他入居者も一緒に使う共有スペースがあるのが一般的です。ここでは、見落としがちな共有スペースのチェックポイントについてご紹介します。

老人ホームや介護施設の共用施設はコミュニケーションの場になる

老人ホームや介護施設の共用設備として、リビングルームダイニングエリアなどイベントや交流で使用する多目的室浴室リハビリ設備など日常生活や介護で必要な施設が備わっています。老人ホームや介護施設での生活は、居室はもちろんですが、この共用設備の状況が暮らしの快適さを左右する要素です。

共有設備の中でも、面会に来た家族と過ごす部屋や、入居者同士のコミュニケーションスペースは重要と言えます。共用施設が充実している老人ホームや介護施設では、家族が面会しやすいため訪れる回数が増え、入居者同士のコミュニケーションが増加するからです。また、入居者同士の交流を促す取り組みを行っている場合が多いため、孤独感や孤立感を軽減し、精神的な健康を維持しやすくなります。

清潔感のある老人ホームや介護施設は居心地が良くてリラックスできる

多くの入居者が使用する共有スペースは、清潔さが重要です。清潔な共有スペースは居心地がよく、入居者はリラックスして過ごせます。入居者だけでなくスタッフや訪問者の気持ちも穏やかになるため、人間関係を円滑化する効果も期待できるのです。居室以外での楽しみも増えますので、入居者の心身状態の改善する効果も高まるでしょう。

また、清潔感のある環境は、老人ホームや介護施設の入居者にとって快適なだけでなく、感染症対策としても重要な視点です。衛生管理や定期的な清掃が行き届いている施設は、感染症の予防策が十分に取られていることも多いからです。特に、居室以外でのスペースは感染のリスクが高まるため、備品の消毒換気清掃などが行き届いているか、チェックが必要です。

建物の安全性は利用者にとって重要なポイントになる

老人ホームや介護施設では、建物や設備の安全性も重要です。入居者は高齢であり、歩行が小刻みになるなど身体的な制約を抱えている場合が多いため、転倒やケガのリスクを最小限に抑える必要があります。

居室や共有スペースは段差のないバリアフリー設計になっているか、手すりが設置されているかなどをチェックしましょう。また、足元の悪い入居者は、段差がなくても転んでしまう場合があるため、床滑り対策も考える必要があります。さらに、避難経路避難場所の確認など、火災や災害などの緊急事態に備えた適切な防災対策も欠かせません。入居者が安心して生活できるかという視点でチェックすることが大切です。

今回のまとめ

共有施設を含め、建物や設備の安全性と快適性を十分に満たす老人ホームや介護施設を選ぶと、入居者の生活の質と幸福感をより高められます。共用施設の充実はコミュニケーションを促進し、清潔な環境は健康で快適な生活を提供するからです。また、建物の安全性は入居者の安心と安全に繋がります。施設を見学する際は、居室だけでなく共有施設の状況や環境も必ずチェックしましょう。