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ワンオペ介護が介護うつにつながる理由とは?
「ワンオペ」とは単独作業のことで、「ワンオペレーション」の略です。当初はコンビニエンスストアやチェーン店で深夜に一人が店を回している状態を指していましたが、勤務状態の他に一人で育児や介護をしている時にも使われるようになりました。在宅介護でのワンオペが問題視されていましたが、最近では老人ホームや介護施設でのワンオペ介護も問題視されるようになり、見直しが求められています。
ここでは、ワンオペ介護が介護うつに繋がる理由について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1.深刻な人手不足により老人ホームや介護施設でのワンオペ介護が増えている
2.老人ホームや介護施設でのワンオペ介護が介護うつにつながる理由
3.ワンオペ介護による介護うつを防ぐにはケアプランの見直しが重要
4.今回のまとめ
深刻な人手不足により老人ホームや介護施設でのワンオペ介護が増えている
介護におけるワンオペは、介護にまつわるを全て一人で担うことを指し、老人ホームなどでは特に深夜の時間帯(22時~翌朝の5時)の時間帯の施設のワンオペ介護が問題視されています。
介護施設での夜勤の勤務条件の基準には、「入居者25名以下の場合は、1名以上 」とされており、言い換える入居者25名に対し1人で対応しなければなりません。一方で日勤は入居者3人に対して介護士または看護師を配置することが条件となっているため、就寝時間帯であるとは言え夜勤の心身への負担の大きさは決して少なくありません。
また、勤務体制では施設によって2交代制と3交代制があります。2交代制は9時~17時までと17時~翌朝の9時までというように2つの勤務形態があり、夜勤は17時間と長時間勤務です。3交代制は早番、遅番、夜勤と3つの勤務時間があり、夜勤の翌日が公休になるため、丸一日休めないことも多く、精神的にも体力的にも負担が大きくなります。
老人ホームや介護施設でのワンオペ介護が介護うつにつながる理由
老人ホームや介護施設でのワンオペ介護になる理由は、慢性的な人手不足です。介護施設では勤続年数3年未満で離職する職員が全体の6割を占めていると言われており、定着率の低さが問題視されています。その上、少子高齢化の影響で高齢者は増えていくのに対し、18歳~64歳までの労働年齢が減少しているのも原因の一つです。
特に夜勤は職員が減るため、ワンオペ介護になりやすい現状があります。夜勤では日勤からの引継ぎに始まり、就寝後も定期的に見回りをして夜間も安否の確認を行います。介護記録の作成もしなければならず、その間にナースコールの対応もしなければなりません。これを全て一人で行わなければならない上に、入居者は高齢であるため健康状態の急変があった場合に、対処しなければならないプレッシャーもあります。こうした緊張感や疲労感が介護うつに繋がる要因になるのです。
ワンオペ介護による介護うつを防ぐにはケアプランの見直しが重要
介護うつ防止のためには、ワンオペ介護が持つ問題点を把握する必要があります。ワンオペ介護では介護の全てを一人で担う責任の重さや体力的な厳しさにより、心身共に疲労が大きくなるのです。そして、日常生活における介護には終わりがないことから、疲労は溜まっていきます。
介護うつになると睡眠障害や食欲不振などの症状だけではなく、思考障害の症状が表れ、家事や介護などが難しいほど活動性が失われる可能性が高いのです。
「在宅介護」の場合は、悩みを話せる相手を見つけて話を聞いてもらうか、現在利用している介護サービスを見直すのも一つの方法です。地域包括支援センターやケアマネジャーや訪問ヘルパーなど、介護に関わっている人に相談して、ケアプランの見直しや改善策を検討してみてください。
「介護施設」においては、介護助手の導入や、勤務形態の見直しなどの職員体制を整えることや、今居る職員間で業務を分散や業務内容の見直しさせて職員の心身の負担を軽減させることが重要であり、働きやすい環境を作ることで、職員の定職率の向上へと繋がるはずです。
今回のまとめ
ワンオペ介護は現在、我が国の大きな問題となっている少子高齢化が影響していて、介護業界が抱える大きな課題の一つです。そして、介護うつは在宅介護だけではなく、老人ホームや介護施設で働く職員にも起こりうる可能性があります。少しでも介護する者の負担を軽くして、介護うつ防止のためにも介護のあり方や体制の見直しが必要です。
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