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2023/04/21
コラム

老人ホームでできる高齢者におすすめのスポーツや運動とは?

老人ホームでできる高齢者におすすめのスポーツや運動とは?

高齢者の健康維持には、適度な身体活動が欠かせません。しかし、実際に取り組みを始める際には、どんなスポーツや運動を選べば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
ここでは、高齢者でも無理なく安全に始めやすい運動の種類と、適度なスポーツや運動が身体に与える効果老人ホームや介護施設で行われている運動の状況について解説します。

老人ホームや介護施設でおすすめのスポーツはウォーキング

有酸素運動の「ウォーキング」は、体に過度な負担をかけずに自分のペースで続けられる高齢者におすすめのスポーツです。高齢になると持病や身体能力の衰えなど、運動機能の個人差が大きくなる傾向にありますので、競技などのスポーツが難しくなります。その点、ウォーキングなら歩行器が必要な人は歩行器の使用や、杖を使用するなどの工夫をすることで、自分に合った方法やペースで取り組めるでしょう。また、心肺機能にも適度な刺激を与え、胃腸の機能も活性化することで、食欲増進便秘の解消にも役立ち、免疫機能にも良い影響があります。

ウォーキングを毎日続けると、に荷重をかけて強くすると共に、日常生活動作の移動に関連する筋力を鍛えられますので転倒予防にも繋がります。5分でも自分の足で歩けると自信につながり、生活を楽しむ意欲も高まるのです。

ストレッチなどのちょっとした運動は筋力維持にも効果的

体を伸ばす「ストレッチ」は、自分の体の重さを支えることで筋力も鍛えられるメリットの多い安全な運動です。天候に関係なく屋内で実施でき、椅子に腰かけたり、床にマットを敷いたりして座位でも行えるので、運動中の怪我のリスクが少ない点も安心です。テレビ体操などを活用すれば、専門家がいなくても手軽に実施できます。
ストレッチの基本としては、じっくり筋肉を伸ばすことで関節可動域を広げていく動作が主です。普段使わない部位の血液循環の改善もでき、筋肉の位置を意識しながら行いますので、ケガの予防にも繋がります。高齢者は身体状況の個人差がありますので、一斉に行う際にはウォーキング同様に身体状況に応じて負荷を変えるような言葉かけが大切です。立って行うストレッチでは、バランスを崩してもすぐに壁などにつかまる場所で行うなど、怪我防止の配慮をしましょう。

筋力維持や免疫力向上のため運動を行う老人ホームや介護施設が増えている

老人ホームに入居していたり、介護施設を利用していたりする高齢者にとって、身体機能を維持して要介護度を上げないようにする取り組みは重要です。また、運動を取り入れると、便秘が解消したり食欲が増進したりする本人へのメリットだけではなく、関節の可動域を広げることで介護をスムーズに行える職員側のメリットにも繋がります。さらに、適度なスポーツや運動には、筋力の維持の他に、血液循環が良くなり腸の働きが活性化されるだけでなく、ストレス発散効果もあり免疫力向上が期待できます。
そのため、歩行訓練やストレッチ、体操などのスポーツや運動を日課に取り入れて、生活にメリハリを持たせる老人ホームや介護施設が増えているのです。老人ホームや介護施設によっては、高齢者向けの運動を指導する研修を受けた「機能訓練指導員」を採用したり、定期的に外部に依頼している施設もあります。

今回のまとめ

老人ホームや介護施設では、高齢者の健康や身体機能を維持するために積極的に運動を取り入れています。運動をすると筋力アップするだけでなく、全身の血液循環が良くなり、免疫力の向上も期待できるでしょう。ウォーキングやストレッチは、実践する人それぞれの身体機能に合わせて負荷を調整できるため、手軽に始められる運動です。