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2023/01/17
コラム

老人ホームや介護施設で推奨されている適切な食事内容とは?

老人ホームや介護施設で推奨されている適切な食事内容とは?

人生における楽しみの1つとなり得るのが食事の時間です。食事の良し悪しが生活の質を向上させるといっても過言ではありません。老人ホームや介護施設選びの指標に食事を挙げるという方もいらっしゃいます。
ここでは、介護施設や老人ホームでの食事の内容について詳しくご紹介します。また、入居前に知っておいていただきたいポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

老人ホームや介護施設での適切な食事内容とは

老人ホームや介護施設では、食事をおいしく食べることについてはもちろん、安全に食べられることや、バランスよく食べられることを意識した献立になっています。
高齢者は加齢によって噛む力と飲み込む力が弱ってくるため、おいしく安全に食事ができるような工夫が必要です。食事の内容や形態によっては窒息や誤嚥などのリスクが高まってしまうことから、それぞれの嚥下機能などに合わせて安全に食べられるような食事の形態で提供しています。

次に、高齢者の健康を維持し、元気に暮らすためにもバランスよく食べるということは非常に重要です。そのため、老人ホームや介護施設の食事では、栄養バランスの良い献立が作成されています。また、生活の充実感にもつながる毎日の食事においては、味付けや見た目なども大切です。人それぞれ味の好みや食事に対する要望は異なります。食の好みと合うかどうかも併せて確認してください。

老人ホームや介護施設のイベントでは特別メニューが出ることもある

安全性やバランスだけを意識した食事の場合、毎日同じような献立となっていたなら食事がつまらなくなってしまいます。食事に対する要望も多様化してきており、食事の場を楽しむために、定期的に特別なメニューを提供するなどの工夫が施されている介護施設も少なくありません。

老人ホームや介護施設で提供される特別メニューには、お正月のお節料理やひな祭りのちらし寿司など、節句ごとの行事食があります。その他、土用の丑の日にはうなぎが出たり、行事のない月にはその施設独自の行事やお誕生日会、屋台を出して夏祭りの雰囲気を味わったりできるなど、季節の移り変わりを見た目や舌で味わえるような催しが用意されているのです。
もちろん、入居者それぞれの食形態に合わせて提供されますので、どんな食事を食べていても施設の入居者全員が特別メニューを楽しめるように工夫されています。

食材や調理法の好みは個人差があるので入居前の試食は重要

身体に気を使った食事が出る、イベントに着目した食事が出るなど食事の内容だけ聞いていると、介護施設や老人ホームでは安心して、かつ楽しんで食事がとれるということが分かります。
ただし、使用される食材や調理方法にも差があるのは事実です。施設によっては生魚を提供するところとしないところもあり、時間のかかる料理は出さずに煮物、焼き物のみで食事を提供する施設もあります。

そのため、同じメニュー名でも出てくる食事には差が出てくる可能性もあるのです。食事には人それぞれ好みがあるため、入居前に食事の試食ができると安心でしょう。また、そのときに可能であれば献立表を確認することや、行事食の写真などを見ることで食事のイメージができ、自分の好みに合うかどうか判断しやすくなります。

今回のまとめ

生きる上でも日常生活での満足度に関わるのが食事です。介護施設や老人ホームを選ぶ時には「食事を重視」して選ぶという方も少なくありません。高齢者は加齢に伴う機能低下についても考慮して食事の味や質だけでなく、「調理方法」や「食事形態」に対応しているのかも確認が必要です。施設に入居する前は積極的に食事の試食をして、自分の好みに合った食事か、その食事を継続していただけるのかチェックした上で、老人ホームや介護施設への入居を検討することをおすすめします。