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2022/11/19
コラム

人生100年時代に向けて老人ホームで健康寿命を延ばすために行われている事

人生100年時代に向けて老人ホームで健康寿命を延ばすために行われている事

人生100年時代と言われていますが、昨今はただ長生きするだけでなく、健康であり続けることが重要視されています。年齢と共に体力は低下しますが、高齢者になっても生活習慣を見直せば、より健やかで心豊かな生活を送ることが可能です。
ここでは、老人ホームや介護施設が健康寿命を伸ばすために取り組んでいることについて詳しくご紹介します。

老人ホームや介護施設ではイベントを通して運動や食生活の重要性を伝える

運動を行ったり、毎日の食事に気を使ったりすることは、一日二日やれば良いというものではなく、継続して行うことが重要です。しかし、高齢者になると体力の低下や病気により、動くことが億劫になってしまったり、好き嫌いが激しくなったりする方もいます。生活習慣の見直しは無理強いすると続けていくことが辛くなってしまうので、できるだけ自主的に取り組んでもらうためにも、運動と食生活の重要性を理解してもらうことが大切です。

そのため、老人ホームや介護施設などの高齢者向け住まいでは、定期的にイベントを開催して、生活習慣の見直しに取り組む重要性を伝えています。また、楽しみながら健康維持ができるゲームやレクリエーションなども実施していることも少なくありません。具体的には、輪投げや風船を使った卓球、タオル綱引きなど、座ったまま参加できるものを行います。

老人ホームや介護施設は趣味の時間を確保して健康寿命を延ばしている

趣味を持つことは生活習慣を見直すこと同様に、健康寿命を延ばす効果があると考えられています。その主な理由は、次の3つです。

人と交流し幸福感が得られる

人間はどんなに裕福な生活をしていても、他者との関わりがなければ幸福感を得られない生き物です。趣味は趣味自体を楽しむだけでなく、仲間との交流を深め心を幸福感で満たせます。

人生の目標が立てられる

具体的な目標を掲げておくと、やる気が生まれ、ポジティブになれることがあります。目標をクリアすれば達成感が味わえ、その感動を仲間と共有することも可能です。

ストレス解消ができる

高齢者は、若い頃のように自由に外出して気分転換をすることが難しいです。ストレス耐性も低下しているので、ストレスが溜まりやすく感情的になってしまうこともあります。ストレスが原因でうつ病を発症する可能性もあるので、健康寿命を延ばすためには趣味でストレスを解消することも大切です。

健康寿命を延ばすためには適度な運動とバランスを意識した食生活が欠かせない

健康寿命を延ばすためには、適度な運動とバランスの良い食生活を意識することが欠かせません。ここでは、高齢者にとっての適度な運動とバランスのよい食事の考え方について解説します。

適度な運動

高齢になっても継続的に運動を行えば、筋肉量を維持・向上させることが可能です。筋肉量を増やすと基礎代謝が上がり、血流がよくなって冷えや腰痛、肩こりなどの予防になるだけでなく、生活行動がスムーズになり、転倒したり、ケガをすることで起こる寝たきりリスクも軽減できるからです。
高齢者には、適度な運動として「1日10分程度ストレッチ」「1日20分程度のウォーキングや散歩」「1週間に2回程度の下肢と体幹部を鍛える筋トレ」などが推奨されています。

バランスを意識した食生活

バランスの良い食事とは、「炭水化物」「脂質」「タンパク質」「無機質(ミネラル)」「ビタミン」5大栄養素がしっかりと摂れる食事のことを言います。高齢者は、嚥下機能が低下するので、食べやすさを考慮して、細かくしたり柔らかく調理したりすることも必要です。

今回のまとめ

健康寿命を伸ばすと、毎日が楽しくなるだけでなく、医療費がかからなくなるので経済的負担が減り、老後の不安も軽減できます。ただし、老人ホームや介護施設は、それぞれ施設内の設備、運営方針、医療体制や定期的に開催しているイベントなどが異なるのが特徴です。老人ホームや介護施設を選ぶ際は、健康寿命を意識した取り組みも確認し、複数の施設を比較して選んでみてはいかがでしょうか。