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2022/11/07
コラム

現在の老人ホームで行われている具体的な感染症対策をチェック

現在の老人ホームで行われている具体的な感染症対策をチェック

新型コロナウイルスの感染拡大により家庭や学校、店舗等、どこに居ても感染対策は必須です。特に、高齢者の方が多く日常生活を送る老人ホーム介護施設では、入居者の方が安心して日常生活が送れるように十分な感染対策をしなければなりません。ここでは、老人ホームや介護施設では、どのような感染対策が行われているのかご紹介します。

老人ホームや介護施設は感染症対策ガイドラインに基づいた対策を行っている

大勢の高齢者の方が入居している老人ホームや介護施設では政府が作成している「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」のガイドラインに基づいた対策を行っています。例えば、手洗いの徹底排泄物吐しゃ物の適切な処理対策のために、すぐに使える場所に使い捨ての手袋や、ビニール袋、マスク等を置く等です。
そして、入居者の健康管理の観察として、咳や発熱、嘔吐や下痢、咳、頭痛、鼻水等の症状の確認や、ワクチン接種消毒も徹底しています。
感染対策は新型コロナウイルスだけではなく、インフルエンザやノロウイルス等のほかの感染症にも有効です。
また、老人ホームや介護施設に入居している方の中でも特に、認知症を患っている方はご自身で感染予防対策をするのが難しいため、施設のスタッフがサポートする必要があります。

入居者の健康状態だけではなく来訪時の人数も制限がある

老人ホームや介護施設における主な感染発生経路は「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」「血液媒介感染」の4つです。
そのため、入居者の健康管理だけではなく、働くスタッフをはじめ入居者の面会者に対しても感染予防対策をしなければなりません。
感染予防対策としては最も多く取り入れられているのがオンライン面会です。
スマホやパソコン、タブレット等の通信機器を用いてオンライン上にて面会をする方法で、顔を見ながら話ができるうえに、施設まで足を運ぶ必要がないため遠くに住んでいても面会が可能です。他にも透明のパーティションを挟んだつい立てやガラス越しの面会もあります。
感染対策下において面会を行う施設では、面会する前に事前予約をしなければならず面会できる人数制限があり、時間も10~15分と限られてるところがほとんどです。

老人ホームや介護施設来訪時は必ず健康状態のチェックを行う

高齢者の方は抵抗力が弱く、感染すると重症化しやすくなります。そのため、老人ホームや介護施設へ面会に時には以下の健康状態をチェックするようにしてください。

・熱っぽくないか
・鼻水や咳など風邪の症状はないか

また、施設に入る際は以下のポイントを忘れずに行いましょう。

・ 施設に入る時には指の先まで消毒液をすり込み消毒する
・ マスクは必ず着用し、面会中も外さない
・ インフルエンザが流行する時期には家族もワクチン接種を受ける
・ 入居者に食品を差し入れする場合は、スタッフが把握できるように内容を伝えておく。

その他にも、食中毒の可能性があるとして、基本的には自宅で調理したものは持ち込みNGな施設が多いため、まずは確認しておきましょう赤ちゃんや小さなお子様は感染リスクが高いため、連れて行く場合はまずは事前に施設に相談しましょう。

今回のまとめ

老人ホームや介護施設では一人が感染すると他の入居者やスタッフが感染する恐れがあり、それが集団感染へと繋がることがあります。そのため、施設内にウイルスを持ち込まないように感染予防対策をしなければなりません。老人ホームや介護施設に来訪時にはマスク着用や消毒液を使用しての消毒等、感染対策をしっかりとして行くようにしてください。