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2022/09/15
コラム

ショートステイの利用の動機や利用日数は?詳しい内容やメリットをチェック

ショートステイの利用の動機や利用日数は?詳しい内容やメリットをチェック

自宅での介護が一時的に難しい場合に利用できるのが、老人ホームや介護施設での「ショートステイ」です。では、ショートステイとはどのような目的で利用され、どのようなサービスを受けられるのでしょうか。
ここでは、ショートステイを利用している人の実際の利用動機利用可能な日数、ショートステイで受けられるサービスメリットについて詳しくご紹介します。

ショートステイや介護施設の利用の動機は、家族の負担を減らすため

老人ホームや介護施設のショートステイを利用する動機は、利用者によってそれぞれです。利用者の状態が悪化した際や、介護をしている家族の休息をとる「レスパイト」目的で利用されることも少なくありません。ここではショートステイの利用動機をご紹介します。

介護をする家族側の利用動機

■介護をしている家族が体調を崩した
仕事冠婚葬祭などで介護ができない期間がある
■介護をしている家族が心身の疲労を感じ、休息を取りたいと感じた

介護される側の利用動機

■利用者(介護される側)の自立レベルが低下した
■あらゆる事情で在宅サービスが一定期間利用できない
■今後施設入所を検討しており、施設の雰囲気を体感したい

このように様々な理由でショートステイは利用されますが、ショートステイの利用希望者は多く、時期によっては予約が埋まっていることもしばしばです。老人ホームや介護施設によっては、緊急度に応じて柔軟な対応が可能な場合もあるので、緊急度に合わせて上手く施設を使い分けるようにしてください。

ショートステイの要介護別の利用日数の目安

介護保険適用でのショートステイ利用日数は、最短1泊から可能で、連続利用の場合は30日まで利用できます。ただし、介護保険の介護度によって、介護保険内で利用可能な日数は変わる点に注意が必要です。
介護度別の利用可能な日数の目安は以下の通りです。

■要支援1:7日
■要支援2:11日
■要介護1:17日
■要介護2:20日
■要介護3:28日
■要介護4:30日
■要介護5:30日

なお、ショートステイ以外のサービスを利用している場合ショートステイで使える介護保険サービスの枠が減るため、利用可能日数は変動します。また、要介護度に応じた利用可能期限を過ぎても、超過分の利用費用を全額自己負担すれば、限度を超えても連続利用が可能です。

老人ホームや介護施設のショートステイで利用できるサービス内容

ショートステイでは、施設の種類によって受けられるサービスが多少異なります。必要なサービスを意識して、利用する老人ホームや介護施設を選ぶことが大切です。ショートステイの種類と利用できるサービスについて解説します。

短期入所生活介護(一般型ショートステイ)

要支援要介護の認定を受けている人が利用できます。利用できる主なサービスは以下のとおりです。

■介護度や支援度に合わせた食事の提供
■歩行や食事、入浴や排せつなどの身体介助あるいは見守り
レクリエーション
■施設によって介護士による体操や、理学療法士や作業療法士などによる機能訓練

ショートステイは入所型の施設と併設していることが多く、では介護付き有料老人ホーム特別養護老人ホーム介護老人保健施設などが行っています。

短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

要介護1~5の認定を受けている人が利用できるショートステイです。具体的には以下のようなサービスを受けられます。

■医師や看護師による医療ケア介護機能訓練
■理学療法士や作業療法士などによるリハビリテーション
レクリエーション
■緊急時の受け入れ

医療面でのサポートも行う施設のため、医師や看護師がいる介護老人保健施設介護療養型医療施設が行っています。

介護保険適用外のショートステイ

要介護・要支援の認定を受けていない自立の人も利用が可能です。介護スタッフによる日常生活支援や機能訓練、レクリエーションなどのサービスを受けられます。施設によっては医療ケアを受けられる場合もあるようです。主に有料老人ホームなどが行っていますが枠は少なく、施設で受けられるサービスは一定ではありません。

今回のまとめ

ショートステイは在宅介護を受けている人が利用されており、利用動機は家族のレスパイト目的や本人の体調変化など様々です。施設入所よりも自己負担額を抑えて利用できますが、利用する老人ホームや介護施設によって受けられるサービスや価格は同じではありません。希望に合ったサービスを受けられるか必ず確認してください。