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2022/06/30
コラム

おさえておきたい老人ホーム・介護施設と在宅介護の違い

おさえておきたい老人ホーム・介護施設と在宅介護の違い

要介護状態となった場合に過ごせる場所は、病院以外に介護施設や老人ホーム、自宅などさまざまです。要介護度や家族など周りのサポートの有無、本人の意思など様々な要因によって介護が必要な人が過ごす場所は異なります。ここでは、老人ホーム・介護施設と在宅での介護の違いについて、詳しく見ていきましょう。

老人ホームや介護施設は専門スタッフの介護サービスを受けられる

まずは、老人ホームや介護施設での介護の特徴をご紹介します。

専門スタッフによる介護サービスを受けられる

老人ホーム介護施設では、介護についての専門知識やスキルを身に付けたスタッフによるケアやサービスを受けられます。利用者の痛みや不快な思いを和らげる、移乗や移動を安全に実施できるなど、介護のコツや注意点に精通しているので安心して介護を任せることが可能です。

看護師や医師によるケアを受けられることも

特別養護老人ホームや介護老人保健施設、有料老人ホームなどにおいて看護師が常駐している場合には、医療的なサポートが必要な人もケアを受けながら入居生活を送れます。中には、日中だけでなく夜間帯にもスタッフが配置されている施設やオンコール体制を整えている施設もあるようです。また、医療法人が経営する施設では、病院など医療機関との連携がスムーズなので、いざというときでもスピーディーな対応が叶います。

在宅介護は主に家族が介護するやり方

在宅介護では、老人ホームでの介護とは違う特徴があります。ここでは、在宅介護の特徴を見ていきましょう。

自宅で介護サポートを受けながら過ごせる

在宅介護では、本人が暮らし慣れた自宅でサポートを受けることが可能です。施設とは違い、環境の変化が少ないため、ストレスを感じにくく、食事や寝る時間もある程度自由にできるのが特徴です。

訪問介護や訪問リハビリなどの利用も可能

在宅介護では必要に応じ、要介護度や身体状況などに合わせて医療従事者や介護スタッフと連携しながら、訪問看護訪問介護訪問リハビリなどのサービスを利用できます。また、スタッフに対して介護における悩みを相談することも可能です。

家のリフォームや介護用品の購入が必要な場合も

自宅で家族が介護を行うにあたって、要介護度や身体状況によって、段差を減らしてバリアフリー化する、手すりをつけるなどといった家のリフォームが必要となるケースもあります。また、おむつや福祉用具の購入を揃える場合もあるのが特徴です。国の制度や介護保険で費用を少なく済ませることも可能なので、どのようなケースが対象となるのかチェックしてみると良いでしょう。

老人ホーム・介護施設と在宅介護の違いは介護を担当する人

ここでは、介護施設での介護と在宅介護の担当者の違いなどについてご紹介します。

介護を担当する人の違い

介護施設での介護と在宅での介護では、介護を担当する人とサービスの提供の仕方に違いがあります。施設においては、施設職員が介護を担当します。一方、在宅の場合は家族訪問介護事業所からくるヘルパーが介護を行います。

施設職員が対応する場合、その時々でして欲しいケアやサービスを直接伝えることも可能ですが、在宅の場合には予め予定された支援の内容に沿ったケアが行われますので、その場で介護の内容を変更することが難しい場合もあります。

要介護度が高く、家族の負担が大きい場合は入居も視野に

また、在宅介護の場合、家族が介護を担当することも少なくないため、要介護度が大きい場合には家族の心身の疲労やストレスが大きくなることもあります。また、介護のために仕事を辞めざるを得ないケースも見受けられるのです。家族の心身が疲弊し、介護が継続できない状況とならないためにも、要介護度が高く家族の負担が大きいと考えられる場合には、老人ホームや介護施設への入居も検討してみると良いでしょう。

今回のまとめ

老人ホームや介護施設など自宅以外に、要介護となった方が過ごせる場所はさまざまです。老人ホームや介護施設では家族以外の人との関りを持てるため、社会性を保ちやすいというメリットもあります。経済面や家族のサポート状況などによって老人ホームや介護施設などを選ぶか、自宅での介護を選ぶかは慎重に見極めることが大切です。