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2025/04/18
コラム

老人ホームの入居に伴う実家の片付けはどうする?注意点やスムーズに行うコツを解説

老人ホームの入居に伴う実家の片付けはどうする?注意点やスムーズに行うコツを解説

親が老人ホームへ入居する際に、実家の片付けは避けて通れない課題の一つです。しかし、思い出の品が多く整理に時間がかかる、子世代が手伝えないなどさまざまな問題も生じます。本記事では、片付けの注意点やスムーズに進めるコツを解説します。

親の老人ホーム入居時に実家の片付けが大変な理由

老人ホームへの入居に伴い、実家の片付けが必要になる場合がありますが、想像以上に手間がかかるケースも少なくありません。本章では、その理由を説明します。

・片付けるものが多い
長年暮らしてきた家には、家具や家電、衣類、思い出の品など多くのものが自然に増えています。一度に処分するのは難しく、どこから手をつけるべきか迷ってしまうでしょう。

・想像以上に時間がかかる
片付けは単なる整理ではなく、不要なものの処分、貴重品の仕分け、必要なものの移動など多くの工程を含みます。そのため、予定よりも時間がかかることが多いです。

・子世代に頼れない場合もある
共働き世帯の増加や遠方に住んでいるケースが多く、親の実家の片付けを手伝えない子世代も少なくありません。その結果、片付けが進まず、計画通りに入居できないこともあります。また子世代も高齢な場合もあります。

・親と子の意見が合わない
親が大切にしているものと子どもが必要ないと判断するものが異なると、片付けがスムーズに進みません。「捨てたくない」「もう使わない」など、親子間で意見が食い違うと話し合いが必要になります。

親の老人ホーム入居時に実家を片付ける際の注意点

実家の片付けを進める際は、いくつかのポイントに注意することでトラブルを防げます。本章では、実家を片付ける際の注意点について解説します。

・貴重品の管理方法を確認する
重要書類や通帳、保険証券、印鑑などの貴重品は、事前に管理しておくと安心です。万が一紛失してしまうと手続きが滞ってしまうため、保管場所を明確にしておきましょう。

・業者に依頼する場合は事前に了承を得る
片付けを専門業者に依頼する際は、事前に親の了承を得るようにしましょう。勝手に進めてしまうと、後々トラブルになることもあります。事前に見積もりを取り、作業内容を確認してから進めましょう。

・家電の処分方法に注意する
冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの家電は「家電リサイクル法」に基づき、適切な方法で処分する必要があります。自治体の回収サービスやリサイクルショップは手間がかからず、便利です。
ただしリサイクルショップでも買い取りや引き取り不可な家電もあるため、利用する際は注意が必要です。

親の老人ホーム入居時に実家をスムーズに片付けるコツ

スムーズに片付けるためにも、計画的に作業を進めましょう。本章では、実家をスムーズに片付けるコツについて解説します。

・持参するものをリスト化する
施設で必要になるものや持参できるものを事前にリスト化しておくことで、不要なものの選別がしやすくなります。施設ごとに持ち込み可能な品目が異なるため、確認しておきましょう。

・重要書類や印鑑などの仕分けを行う
親の生活に必要な書類や印鑑、通帳などは、すぐに取り出せるよう整理しておくと便利です。特に、介護保険証や年金関連の書類は入居後も必要になるため、紛失しないように注意しましょう。

・売る・譲るものは早めに実行する
まだ使える家具や家電、衣類などは、リサイクルショップやフリーマーケットで売却したり、親族や知人に譲ったりすることで有効活用できます。

まとめ

親の老人ホーム入居に伴う実家の片付けは、思いのほか時間がかかるため、計画的に進めることが大切です。貴重品の管理や業者への依頼など注意点を押さえつつ、スムーズに整理できる方法を取り入れましょう。

住み慣れた家を離れることは、高齢者にとって大きな不安要素になります。特に、思い出の詰まった住まいが片付けられる寂しさは、計り知れません。その不安を和らげるためにも、新たな生活の場として安心できる環境を選ぶことが大切です。

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