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2025/02/04
コラム

糖尿病の合併症とは?症状や対策方法を解説

糖尿病の合併症とは?症状や対策方法を解説

糖尿病は、血糖値のコントロールがうまくいかなくなることで、さまざまな合併症を引き起こす慢性疾患です。高齢者や介護が必要な方にとって、糖尿病の進行は、日常生活や老人ホームの選定に大きな影響をおよぼします。本記事では、糖尿病が引き起こす合併症の種類やその対策について解説します。

糖尿病が引き起こす合併症:慢性合併症

糖尿病は、長期的に血糖値が高い状態が続くことで、さまざまな慢性合併症を引き起こします。特に「糖尿病の三大合併症(通称しめじ → し:糖尿病神経障害、め:糖尿病網膜症、じ:糖尿病腎症)」と呼ばれる疾患は、生活の質(QOL)を大きく低下させるリスクがあるため、早期の対策が不可欠です。

糖尿病性神経障害

手足のしびれや痛み、感覚の異常などの症状を引き起こします。進行すると、足の潰瘍や壊疽(えそ:血流が悪くなることで足の皮膚が黒くなり、腐った状態)が生じ、最悪の場合は足の切断に至ることもあります。

糖尿病性網膜症

目の網膜にある血管が損傷し、視力低下や失明のリスクが高まります。初期段階では自覚症状がないことが多いため、進行に気づかないまま重症化することもあります。定期的な眼科検診と血糖値の管理が予防に効果的です。

糖尿病性腎症

高血糖により腎臓にある細い血管がむしばまれます。進行すると腎臓の機能が低下し、最終的には透析治療が必要になります。たんぱく尿が初期症状として現れますが、自覚症状が出にくいため、定期的な検査が欠かせません。血糖値や血圧の管理を徹底し、塩分やたんぱく質の摂取にも気を配ることが大切です。

動脈硬化(脳梗塞・心筋梗塞)

糖尿病で高血糖状態が続くと、血管の壁が傷つきコレステロールが蓄積し、血管内にプラークという塊を形成します。これにより動脈の壁が硬くなる動脈硬化が起こります。

プラークの蓄積により血液の流れる部分が狭くなり血流の低下が起きたり、プラークの膜が破れることで血栓を形成し血管内部を塞ぐことがあります。

これにより、脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる病気のリスクが高まります。特に高齢者は、定期的な健康診断に加え、日々の食生活の改善や適度な運動、禁煙・禁酒での予防が欠かせません。

糖尿病が引き起こす合併症:急性合併症

糖尿病には、突然命に関わるような急性合併症も存在します。これらは早急な対応が必須なため、正しい知識を持つことが求められます。

糖尿病ケトアシドーシス

インスリン不足により血糖値が急激に上昇し、ケトン体(脂肪が分解されて作られるエネルギー源)が異常に増加することで発症します。倦怠感や吐き気、意識障害などの症状が現れ、命に関わる危険があります。早期の治療が必要であり、インスリンの適切な使用と血糖管理が不可欠です。

高血糖高浸透圧症候群

極度の高血糖により、体内の水分が失われて、脱水症状や意識障害を引き起こします。特に高齢者に多く見られる症状で、重症化すると命に関わる危険性があります。脱水に対する水分の補充や血糖値を下げるためのインスリン注射薬での治療が必要になります。

まとめ

糖尿病の合併症は、慢性・急性ともに適切な対応を怠ると、命に関わる深刻な状態に陥る可能性があります。日頃から血糖コントロールや生活習慣の見直しを行い、定期的な健康診断を受けましょう。特に高齢のご家族が糖尿病を抱えている場合、適切にサポートできる老人ホームを検討することも大切です。糖尿病の方を受け入れ可能な施設を選ぶことで、安心できる生活環境を整えられます。

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