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2025/01/31
コラム

居宅療養管理指導とは?サービス内容や利用手順を解説

居宅療養管理指導とは?サービス内容や利用手順を解説

居宅療養管理指導は、高齢者が自宅で安心して療養生活を送るために役立ちます。本記事では、その内容や対象者、費用、利用手順について解説します。

居宅療養管理指導とは

居宅療養管理指導とは、通院が困難な要介護者の自宅に、医師や歯科医師などの専門職が訪問し、療養上の管理や指導を行う介護保険サービスです。

・サービス対象者:要介護1~5の認定を受けた65歳以上の高齢者(40~64歳の方は、特定疾病により要介護1以上の認定を受けた場合)
要支援1,2の方は対象外となりますが、ほぼ同じ内容の「介護予防居宅療養管理指導」というサービスが適応されます。
・サービス提供者:医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士など

職種ごとのサービス内容

居宅療養管理指導は、提供する職種によって、内容や利用回数に上限が設けられています。

医師・歯科医師

・内容:病状の把握、療養生活への指導
・回数:月2回まで

薬剤師

・内容:薬の管理、服薬指導、薬剤の効果確認
・回数:医療機関に所属する薬剤師は月2回、薬局に所属する薬剤師は月4回まで

管理栄養士

・内容:栄養管理、食形、食事内容の指導
・回数:月2回まで

歯科衛生士

・内容:口腔ケアの指導、口腔機能の維持・改善のアドバイス、
・回数:月4回まで

訪問看護や訪問診療・往診との違い

居宅療養管理指導と訪問看護・訪問診療は混同されがちですが、それぞれ異なる役割を担っています。

・訪問看護:看護師が自宅へ訪問し、病気や障害に応じた看護を行う。服薬管理はもちろん点滴や注射などの医療処置も行う。

・訪問診療:毎週訪問する曜日や時間を決め、計画的に医師が診療を行う。通院が困難な方に対して、定期的に医療を提供することを目的とする。

・往診:患者の求めに応じ、緊急的に医師が自宅を訪問し、診療を行う。

一方、居宅療養管理指導は、指導やアドバイスが中心であり、医療行為は含まれません

居宅療養管理指導の費用

居宅療養管理指導の費用は、職種ごとに自己負担額が異なります。また単一建物の中に何人の利用者がいるかによって細かく変動します。介護保険を利用するため、自己負担は1〜3割です。

職種と自己負担額(単一建物居住者が1人で、1割負担の場合)
・医師・歯科医師:約500円/回
・薬剤師:500~600円/回
・管理栄養士:約500円/回
・歯科衛生士:約350円/回

居宅療養管理指導を利用する手順

居宅療養管理指導を利用する手順は、以下のとおりです。

1.ケアマネジャーに相談
ケアプランの作成時に、サービス導入の必要性を確認します。
2.対象職種の選定
医師や薬剤師など、必要な職種を決定します。
3.サービス提供者の手配
ケアマネジャーが、医師や事業所を紹介します。
4.サービスの開始
定期的に自宅を訪問し、指導や管理が行われます。

まとめ

居宅療養管理指導は、自宅での療養生活を支える重要な介護保険サービスです。医師や薬剤師、管理栄養士が専門的なアドバイスを行い、高齢者の健康維持をサポートします。サービス内容や費用、手順を理解し、必要に応じて利用しましょう。

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