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2024/11/30
コラム

「私ばかり親の介護をしている」と感じるのはどんな人?対処法も紹介

「私ばかり親の介護をしている」と感じるのはどんな人?対処法も紹介

親の介護をしている中で「私ばかりが…」と感じる人も少なくありません。特に責任感が強く、真剣に向き合っている方ほど、このような感情を抱きやすい傾向にあります。共倒れしないためにも、正しい対処が必要です。

本記事では、その原因や対処法を紹介します。

「私ばかり親の介護をしている」と感じる人は、責任感が強い人に多い

「自分だけが親の介護をしている」と感じやすい人は責任感が強く、ほかの家族に介護を任せることが苦手と感じる人に多いです。ではどんな時に「私ばかり…」と感じるのか、具体的な内容を本章で解説します。

・ほかの家族が協力的ではない場合
自分以外の兄弟姉妹が遠方に住んでいる、または積極的に介護に関与しない場合、責任が自分に偏っていると感じやすいです。

・介護に費やす時間が増加していく場合
介護の時間が増えるにつれて、仕事や日常生活との両立が難しくなり、心身ともに疲れて「自分だけが」という思いが強まります。

・介護を一人で抱え込む人
ほかの家族に相談できず、すべての負担を引き受けてしまう人も、この感情を抱きやすいです。

これらのケースに共通するのは「責任感が強いがゆえに他人に頼れない」という点です。しかし、介護負担が重くなると、介護鬱や体調不良を招く危険性があるため、適切に対処しましょう。

「私ばかり親の介護をしている」と感じたときの対処法

こうした感情に悩まされるときは、無理をせず適切なサポートを活用しましょう。本章では、対処法を解説します。

家族間での役割分担を明確にする

家族で話し合い、介護の負担を公平に分担しましょう。たとえば遠方に住んでいる家族でも、電話での見守りや経済的なサポートを担当するなど、協力できることはあります

専門家に相談する

介護の専門家に相談することで、客観的なアドバイスが得られます。ケアマネージャーや地域包括支援センターの職員に状況を伝え、適切な支援方法を一緒に考えましょう。また、法律的な問題が絡む場合は、弁護士や社会福祉士への相談も選択肢の一つです。

介護サービスを利用する

介護の負担を軽減するために、訪問介護やデイサービスなどの介護サービスを利用する方法もあります。これにより家族の負担を軽減し、自分の時間を作れます。また必要であれば、施設介護の選択肢も視野に入れましょう。

親の介護に関するよくある質問

親の介護に関して「誰がするべきか」「誰が介護費を払うのか」など、悩ましい疑問が多くあります。本章では、親の介護についてよくある質問を解説します。

法的には、親の介護は誰がするべき?

親の介護は「扶養義務」にあたるため、子供が介護をする義務がありますが、「特定の子供」が行う法的な義務はありません。長男・長女だから、同居しているからなどの理由で、強制されるものではないことを理解しましょう。さらに、子供の配偶者(嫁や婿)には扶養義務がないため、介護を義務と考える必要はありません。家族間で話し合い、協力が得られない場合、またどうしても解決できない場合は、扶養請求調停を申し立て、法律的に解決を図る方法もあります。

親の介護費用は誰が払う?

親の介護費用についても、法律上特定の子供が負担する義務はありません親の介護に必要な費用は親に年金や貯金から支払うのが基本ですが、足らなければ誰かが補填しなければなりません。その際は家族で負担を分担することが望ましいですが、どうしても解決できない場合は、扶養請求調停を申し立てることで、公平な負担方法が決まります。

まとめ

「私ばかりが親の介護をしている」と感じることは、責任感の強い人に多く見られる現象です。一人で抱え込まず、家族での役割分担や専門家の助言、介護サービスの利用を検討しましょう。無理をせず適切なサポートを受けることが、介護者と要介護者の双方にとって重要です。

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